長野さんは高崎出身・在住の59歳。
東京芸術大学美術学部建築科、東京芸術大学大学院を経て、建築設計事務所に5年間勤めていました。
しかし働いているうちに設計だけでなく「イメージしたものを自分の手で作りたい」と思うようになったそうです。
作品のイメージは、草花など自然の美しさから、妖精がいるような幻想的な世界です。
榛名山の中腹の自然が豊かなところで育った長野さん。
幼少期から両親に花や鳥の名前を教えてもらうなど自然の中にいるのが当たり前という環境が好きだったそう。
長野さんは1年に6回ほど、県内外で個展を開いています。
毎年個展のテーマを設けているそうで、今年のテーマは「空想庭園」。
お客さんには自由に空想を膨らませながら楽しんで欲しいと語ってくれました。
長野さんの銅版画は全てモノクロです。
モノクロだから感じられる光と闇の世界があり、色にも縛られず自由に幻想的な世界を表現できるのが銅版画の魅力なのだとか。
来年で銅版画家になってから30年の長野さん。
この先も幻想的な世界を描きたいという気持ちに変化はありませんが、銅版画だけでなくアクリル画や創作人形など様々な表現方法で表現し続けたいと目標を語ってくれました。
11月23日まで中ノ沢美術館で開かれている「森の中の美術展」に出品されています。
ぜひ足を運んでみてください!
グンマドンナ
2週にわたり高崎出身・在住の銅版画家 長野順子さんをご紹介しました!