
贄田美羽さんは、高崎出身の23歳。
群馬県立中央中等教育学校を経て、東京藝術大学を卒業。現在は、東京藝術大学大学院で音楽の学びを深めながら、演奏家として活動しています。
クラッシックを中心に、今年もバイオリニストの葉加瀬太郎さんのツアーへ帯同。アイドルグループ 乃木坂46 のライブサポートや若手ミュージシャンのレコーディングにも数多く参加し、ジャズ・ポップスとジャンルを超えて活躍しています。

演奏会や練習に追われる日々を送る贄田さんですが、オフの時間にはさまざまな趣味を楽しんでいます。睡眠やゲーム、プロ野球観戦、さらには陸上競技の記録会を観戦することもあるそうで、特に東京ヤクルトスワローズのファンなのだとか。中でも印象的だったのが「睡眠」についてのお話です。ご本人も驚くほどのロングスリーパーで、長い時には12時間ほど眠ることもあるそうです。
「練習に集中するためには睡眠がとても大切なんです」
そう語る贄田さん。その理由は、コントラバスという楽器ならではの特徴にありました。

コントラバスは大型の楽器である一方、練習をし過ぎると指や身体を痛めてしまうため、集中して取り組めるのは4時間ほどだといいます。また、贄田さん自身は手が小さく、決して体格に恵まれているわけではありません。だからこそ、限られた身体の条件の中で、どのように楽器へ体重を乗せ、豊かな音量を生み出すかを常に考えながら演奏しているそうです。
その考えを象徴する言葉が、「大きな音は正義」という一言でした。
全身の力を抜きながら体重を作り、その重みをどのように弦へ伝えるのか。どのように弦に触れれば理想の響きになるのか。演奏中は身体だけでなく、頭脳も常にフル回転しているといいます。さらに、「どうすれば思い描く表現ができるのか」「何が足りないのか」と音楽表現についても絶えず考え続けているため、精神的にも大きなエネルギーを使うそうです。
弦楽器の中で最も低い音域を担うコントラバス。その魅力について、贄田さんはこう語ってくれました
「コントラバスの魅力と楽しさは、ハーモニーを一番下で支えているところが最高だと思います。コントラバスがいないと和音が成り立たないんです。和声(わせい)としてもタイミングも一番最初にでなくてはいけないし、私たちが和声を動かしているんだと弾きながら思っていて、私たちが弾いたことによって音楽が作られていく気持ち良さが大好きで、そこが魅力です。」
現在は演奏家としてさらなる活動の幅を広げることを目標にしながら、群馬県出身者として地元のPRにも積極的に取り組んでいきたいと話しています。
9月には高崎市でのソロコンサートも予定されています。
東京藝術大学大学院で研鑽を積みながら、演奏家として着実に歩みを進めています。
今後のさらなる活躍から目が離せません。
グンマドンナ
2週にわたりコントラバス奏者 贄田 美羽さんをご紹介しました!

