デザイナーの真澄さんは、1993年 東京生まれの30歳。
アパレルメーカーで働いていた際、桐生で織られた生地の魅力に触れ、「現場を見てみたい!」と移住を決意しました。結婚までの3年間、テキスタイルメーカーのミタショーで働きながら桐生で暮らしていたそうです。
2021年には、masumi design officeを設立し、自社ブランド「masoom(マスーム)」を立ち上げます。masoomとは、自身の名前「真澄」と、織機(おりき)という意味の「ルーム」を組み合わせた造語です。ミタショーでできた繋がりを切らさない為の独立だったそうです。
自社ブランド「masoom」の代表作「樹木の温もりpants」は木肌を表現した生地を使っています。前職のミタショーで織ってもらった生地だとか。
群馬の自然からインスピレーションを受けて、デザインすることが多い真澄さん。「水流のせせらぎSheer tops」もその一つです。
群馬をドライブしている時に、ナビを使わなかったため、知らない場所に迷い込んでしまったそうですが、その時に見つけた美しい清流に感動し、このデザインが生まれました。自然界の色をイメージしたグラデーション風の色味がこだわりです。
他にも、プルオーバーやバックなども手掛ける真澄さん。再現性が低いデザインにこだわり、自分の色を打ち出す塩梅にも気を付けながらデザインしているそうです。
2週にわたり、デザイナーの真澄さんをご紹介しました。