9/17銅版画家 長野順子

長野さんは高崎出身・在住の59歳。

東京芸術大学美術学部建築科、東京芸術大学大学院を経て、建築設計事務所に5年間勤めていました。

しかし働いているうちに設計だけでなく「イメージしたものを自分の手で作りたい」と思うようになったそうです。

作品のイメージは、草花など自然の美しさから、妖精がいるような幻想的な世界です。

榛名山の中腹の自然が豊かなところで育った長野さん。

幼少期から両親に花や鳥の名前を教えてもらうなど自然の中にいるのが当たり前という環境が好きだったそう。

長野さんは1年に6回ほど、県内外で個展を開いています。

毎年個展のテーマを設けているそうで、今年のテーマは「空想庭園」。

お客さんには自由に空想を膨らませながら楽しんで欲しいと語ってくれました。

長野さんの銅版画は全てモノクロです。

モノクロだから感じられる光と闇の世界があり、色にも縛られず自由に幻想的な世界を表現できるのが銅版画の魅力なのだとか。

来年で銅版画家になってから30年の長野さん。

この先も幻想的な世界を描きたいという気持ちに変化はありませんが、銅版画だけでなくアクリル画や創作人形など様々な表現方法で表現し続けたいと目標を語ってくれました。

11月23日まで中ノ沢美術館で開かれている「森の中の美術展」に出品されています。

ぜひ足を運んでみてください!

 

グンマドンナ

2週にわたり高崎出身・在住の銅版画家 長野順子さんをご紹介しました!

9/10銅版画家 長野順子

長野さんは、高崎出身・在住の59歳。

東京芸術大学美術学部建築科、東京芸術大学大学院を経て、建築設計事務所に5年間勤めていました。

しかし働いているうちに設計だけでなく「イメージしたものを自分の手で作りたい」と思うようになったそうです。

そんな時に知り合いの勤める画廊で銅版画を初めて見て、その幻想的な美しさに惹かれて銅版画を学び始めました。

残したい線の周りを削って描く木版画と異なり、銅版画は描きたい線を削って描きます。

長野さんは主にエッチングという技法を用いて制作しており、酸性の腐食液で銅を腐食して線を削っていきます。

インクを塗って拭き取ることで線の部分にだけインクが残り、その銅版をプレスすることで描いたものが紙に刷られるということです。

このエッチングという技法は、その日の気温や腐食液の古さなどコンディションによって腐食される度合いが変わってくるため、長年の経験と感覚が大切です。

イメージしたもの通りに表現することが難しい反面、その難しさが楽しさでもあると語ってくれました。

9月15日まで、ギャラリーHANA 下北沢で長野さんの個展が開催されています。

そして11月23日まで、前橋市中ノ沢美術館でグループ展「森の中の美術展」に出品しています。

ぜひ足を運んでみてください!

グンマドンナ

今週は、高崎出身・在住の銅版画家 長野順子さんをご紹介しました。

来週もお楽しみに!

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9/3 女子高生バンド Sense of wonder

高崎商科大学附属高等学校 軽音楽部に所属する女子高生バンド「Sense of wonder」をご紹介します。高校3年生のVo.りこ、Gt.りんか、Dr.りおな、Ba.あやね からなる4人組バンドです。

Sense of wonderは、群馬県高校文化連盟軽音楽専門部の公式大会である、第15回高校生軽音楽コンテスト2025夏で、最優秀賞を受賞!
8/19、20に埼玉の大宮で開催された全国大会へ出場しました。

軽音部の部員は84名。バンドごとに部室を予約して活動するため、週1の活動が基本で、バンドごとにスタジオに入って練習することもあるとか。個人練習にも励んでいます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校内ライブは年に3回あり、3月には高崎のライブハウス「TRUST55」で全バンド出演する卒業記念のライブイベントも行っています。

Sense of wonderは、高校卒業を機に一旦、活動は終了予定。
今は、大学受験に向けて勉強に励んでいます。

残り数ヶ月、青春を謳歌して下さいね!

 

 

8/27 女子高生バンド Sense of wonder

高崎商科大学附属高等学校 軽音楽部に所属する女子高生バンド「Sense of wonder」をご紹介します。高校3年生のVo.りこ、Gt.りんか、Dr.りおな、Ba.あやね からなる4人組バンドです。

Sense of wonderは、群馬県高校文化連盟軽音楽専門部の公式大会である、第15回高校生軽音楽コンテスト2025夏で、最優秀賞を受賞!
8/19、20に埼玉の大宮で開催された全国大会へ出場しました。

コンテストでも演奏したオリジナル曲「はせる」は、ギターのりんかさん作詞作曲のナンバー。高校3年間に思いを馳せて作りました。

この4人で大会に出るのはラストということで、思いを噛みしめながら演奏したというメンバー。
緊張せず楽しく演奏でき、「今までで一番良いライブができた」と話してくれました。

FM GUNMAのアマチュアバンドコンテスト「ROCKERS」でも決勝まで進んだり、TAKASAKI CITY ROCK FES.のステージも経験している彼女たち。
これからもバンドを楽しんで下さいね!

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8/20桐生八木節桐雅会会長 青木優子

青木さんは桐生出身・在住。

桐生八木節のチーム「桐雅会」の会長を務めています。

桐雅では、桐生八木節祭りをはじめ全国各地そして時には国外で八木節を披露しています。

桐生八木節桐雅会は、今年(2025年)6月に大阪・関西万博で八木節を披露しました。

青木さんは日本の伝統的な文化である八木節を海外の方に披露するタイミングをずっと探していたそうで、世界中の方が集まる万博が日本で開催されると知ったときからずっと万博でのパフォーマンスを夢見ていました。

パフォーマンスをする団体を募集する記事を見つけ、自己PRの書類や申請書を提出して念願の機会を手に入れました。

万博でのパフォーマンスに向けて、様々な踊りを詰め込んだ万博バージョンでステージ構成をしたり、大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」を普段使っているお花の道具で表現するパフォーマンスを組み込んだり様々な準備をして臨んだそうです。

「ミニ桐生八木節まつり」を万博で開催するべく、お客さんにうちわを配って一緒に踊りましょうと声をかけ盛り上げました。

最初に一通りの踊りを見せてから「みんなで踊りましょう!」と声をかけることで、八木節を知らない人もみんなで踊って楽しめたそうで、その様子をみて涙が出そうだったと語ってくれました。

後継者の育成に力をいれて八木節を次の世代に繋いでいくこと。

これが桐雅会としての目標です。

 

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2週にわたり、桐生八木節桐雅会会長の青木優子さんをご紹介しました。

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8/13桐生八木節桐雅会 会長 青木優子

青木さんは桐生出身・在住。

桐生八木節のチーム「桐雅会」の会長を務めています。

桐雅では、桐生八木節祭りをはじめ全国各地そして時には国外で八木節を披露しています。

子どものころからお祭りで八木節を踊っていたそうですが、本格的に始めたのは学生のとき。

当時旅のレポーターのお仕事をしていた時に桐生を訪れて知り合った観光課の方から、八木節のPRをするキャンペーンスタッフの情報を聞きました。

最初は人前で踊るのは恥ずかしい・・と思い断ったそうですが、観光課の方の「オーストラリアで踊る話が来ているんだけれど」という言葉に惹かれて始めることにしたそうです。

参加する人数の制限があり結局オーストラリアには行けなかったそうですが、徐々に桐生八木節の魅力に惹かれていき、ここまで続けてきました。

桐生八木節とは、やぐらを中心にお囃子を奏でてその周りをみんなで踊るというもの。

酒樽や篠笛、鐘、鼓、太鼓などを使用して「やんちきどっこいしょ-!」というかけ声をかけます。

八木節祭りには桐生市内外から多くの人が集まり、やぐらの周りは身動きが取りにくいほど盛り上がるそうです。

桐雅会ではスタンダードな「正調八木節」を踊っていますが、他にもアレンジが自由な「ダンス八木節」というものもあるんだとか。

八木節祭りに合わせてダンス八木節の大会が開催されます。

八木節の1フレーズが入っていればどんな曲を使用しても良いという新しい八木節です。

様々な構成の八木節音頭が楽しめます。

グンマドンナ

今週は、桐生八木節桐雅会会長の青木優子さんをご紹介しました。

来週は大阪・関西万博に出演した時のお話を伺っていきます。

お楽しみに!

8/6 ヴァイオリニスト 城代さや香

城代さや香(きのしろ・さやか)さんは、太田市出身・フィンランド在住のヴァイオリニストです。

3歳からヴァイオリンを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学 音楽学部演奏学科を卒業。
現在はフィンランドのエスポー市にある「タピオラ・シンフォニエッタ」で第二ヴァイオリン首席奏者を務めています。
団員40名ほどのタピオラ・シンフォニエッタでは、現代音楽を演奏することも多く、指揮者を置かないこともあるとか。
新進気鋭の作曲家の譜面では、ヴァイオリンではなく「発泡スチロール」を弾いたことも!
演奏後は、発泡スチロールの破片が身体中に張り付いたそうです。

他にも、「歌う」「叫ぶ」「ささやく」と、譜面に書いてあったり、弓ではなく鉛筆に持ち替えてヴァイオリンの弦を叩くという演奏方法もありました。
フィンランド全体で現代音楽に力を入れている背景があるそうです。

ヴァイオリニストは肩や肘、腰などを故障することが多く、城代さんも身体のメンテナンスに気を遣っています。鍼やタイ式マッサージなど2週間に一度は施術を受けるようにしているとか。

今後は、音色の魅力と表現力の幅をもっと高めていきたい、と話して下さいました。

2週に渡り、太田市出身・フィンランド在住のヴァイオリニスト城代さや香さんをご紹介しました。

城代さんブログはこちら

7/30 ヴァイオリニスト 城代さや香

城代さや香(きのしろ・さやか)さんは、太田市出身・フィンランド在住のヴァイオリニストです。
3歳からヴァイオリンを始め、小学校低学年からは東京の先生に師事し、本格的にレッスンを開始。
その後、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学 音楽学部演奏学科を卒業。
大学在学中にはイギリスに音楽留学し研鑽を積みました。

数々の賞を受賞している城代さんは、2008年にドイツ・フライブルクで開催されたマルシュナー国際コンクールで日本人として初の1位を受賞。
ポルトガルのジュリオ・カルドナ国際コンクールのヴァイオリン部門ではアジア人として初の優勝を果たしました。

ヴァイオリンの魅力について「人間の声に最も近い音色と言われている楽器。特に古いヴァイオリンは、独特の艶や輝いているような音色が美しい。表現に奥行きが出て、喜び・怒り・悲しみなどの深みが出せる」と話して下さいました。

約3年前より、フィンランドのエスポー市にある市立オーケストラ「タピオラ・シンフォニエッタ」で第二ヴァイオリン首席奏者を務めている城代さん。

来週は、タピオラ・シンフォニエッタでの活動について伺います。

城代さんInstagramはこちら

7/23Down to Earth 山中麻葉

山中さんは東京出身。4年前に高山村に移住してきました。

アーミッシュワンピースのアパレルブランドDown to Earthのオンライン販売を手がけながら、農業や宿泊施設の運営など様々なことに取り組んでいます。

去年(2024年)8月に最初の宿泊施設を沼田にオープン!

これまで既に100組以上のお客さんが宿泊しています。

畑に囲まれた土地にある中古の一軒家を購入。

その家を半分ほどは自分たちで作業し難しいところは業者に頼む半セルフリノベーションで改装しました。

寝室は4部屋、広いリビングとテラス、庭を備えた一棟貸しの別荘に生まれ変わりました。

最大12人宿泊できるため、友だち同士や3世代の家族旅行などに利用されています。

こだわりは壁の色。

リビングはみんなでわいわい楽しむイメージでオレンジ、寝室は青やピンクなどカラフルに塗り上げました。

ワークショップを開いてみんなで塗装したため愛着のある部屋に仕上がったそうです。

現在は高山村に2軒目の宿を開く準備を進めています。

山中さんの夢は「馬を飼うこと」。

そのために今はみなかみの牧場で訓練をしています。

乗馬やお世話の方法に関する知識を学んだり、馬との関係性作りをしています。

数年後馬を飼う夢を実現して、運営している宿泊施設を馬とお客さんが気軽にふれ合える場所にすることが今の目標です。

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2週に渡り、東京から高山村に移住したDown to Earthの山中麻葉さんをご紹介しました!

本の購入はこちらから

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7/16Down to Earth 山中麻葉

山中さんは東京出身。4年前に高山村に移住してきました。

昔ながらの生活を大切にしているキリスト教の集団=アーミッシュを研究しています。

食料は基本的に自給自足で、移動は馬車を使い電気はほどんど使わないというアーミッシュの生活。

そんなアーミッシュの生活に心惹かれて、妊娠をきっかけに移住を決意し高山村での生活を始めました。

現在は、元々手がけていたアーミッシュワンピースのアパレルブランドDown to Earth のオンライン販売や、農業、宿泊施設の運営など様々なことに取り組んで生活しています。

そんな高山村での移住生活について書いた本「子育て家族の里山移住、ときどき起業」を今年4月(2025年)に出版しました。

もともと私のカントリーという雑誌で連載をしていた山中さんは、その編集者さんから移住生活についての本を出版する話を持ちかけられました。

東京での生活を手放して里山移住することは不安もたくさんあり大きな決断でしたが、思い切って移住してみるととても楽しく人生が開けた感覚があるそうで、「里山移住の魅力をもっと伝えたい!」と本を出版することにしたそうです。

山中さんの本は、写真がたくさん使われていたり、レシピが載っていたり楽しく読める工夫がたくさん凝らされています。

本の中では、移住者がマイノリティとなる高山村でどのように村の生活になじんでいったのか、なじむまでに苦労した話などについて詳しく語られています。

また、たくさんの地元の方のお話もでてきます。

移住してみてわかったことは、移住者も不安だけど同じくらい地域の方も移住者に対して不安を抱いているということ。

「東京から移住してくる若い家族、いったいどんな人なのだろうか」「私たちの生活に何かネガティブな影響はないか」「ちゃんと草刈りはしてくれるのだろうか」

このような不安を抱えながらも地元のかたは、話しかけてくれたり、野菜をわけてくれたり、DIYなどのやり方を教えてくれたり、作業を手伝ってくれたりたくさん手を貸してくれたそうで、本の中では感謝の気持ちも込めてそのような地元のかたの優しさについてもたくさん書かれています。

グンマドンナ

今週は、東京から高山村に移住した、アパレルブランドDown to Earthを手がける山中麻葉さんをご紹介しました。

来週はオープンした宿泊施設、馬を飼う訓練についてお話を伺います。お楽しみに!

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