「がんと診断されても、孤独ではないし、どんな時も一人じゃないと思ってもらえる存在でいたい。」
門倉さんは伊勢崎市在住の30年のキャリアを持つフリーランスの看護師です。2016年に「がん化学療法看護認定看護師」を取得、その後フリーランスの看護師になり2023年11月には「がん専門カウンセラー」として「ナラティブハート」を開業。現在、インスタグラムのDMやZoom、対面、電話、LINE等で有料でがんキャリアの方やそのご家族からの相談を受けています。
門倉さんのところに寄せられる相談内容は、専門分野の抗がん剤に関する事、特に副作用に関する事が多いのですが、手術方法の選択や抗がん剤をするしないなどの治療方法などの専門的な相談をはじめ、がんになって漠然とした不安感であったり、がんになった家族をどうサポートしたら良いか?など幅広い相談を受けています。
「ネット上にはがんに関する情報があふれているが、その7割は偽りの情報。」
がんになって絶望的な気持ちになり相談できる人がいないと、高額で不確かな情報に引っ張られてしまいやすく、そのような情報は確かなのか?といった相談も門倉さんの所には寄せられます。
さらに門倉さんは、知人や家族からの情報には、せっかく教えてもらったのになど本人の感情に引っ張られてしまうため第三者の意見が入る事も大切だと感じています。
がん専門カウンセラーと聞くと、少し怪しいと思われたり、有料のがんの相談自体が珍しいので、県内の病院やクリニックを訪問して医師や看護師にナラティブハートの存在を知ってもらい医療との連携を深める活動も行っています。
さらに、門倉さんはインスタグラムやSNSでがんの副作用への対応方法や情報発信にも力を注いでいます。治療で脱毛や眉毛が抜けてしまって職場に行きにくいといった相談には、医療アートメイクを紹介したり、サバイバーの方が職場復帰や日々の生活を安心して送るために、一人一人に寄り添ったアドバイスや対処法、新しい技術や情報を紹介しています。
「インスタの投稿みて対処できました」
「のりさんのインスタ通りに副作用予防したので乗り越えられました」
などのDMも良く届くそうです。
インタビューの最後に今後の目標をお聞きしました。
がんと診断されて絶望感に襲われていたり苦しんでいる人を見たときに
「のりさんに相談してみたら?」
と病院内でも生活の場でも言ってもらうことが目標であり目標と語る門倉さん。
インスタグラム「ナラティブハート」をチェックしてくださいね!