橘三紀さんは、群馬県のふるさと伝統工芸品でもある「桐生和紙」の、唯一の職人です。
桐生和紙は、江戸時代から歴史があり、「楮(こうぞ)」という植物の木の皮からつくられます。かつては、障子紙など、人々の生活に使われていました。
現在、橘さんのつくる和紙は、版画や日本画、また桐生市内の学校の卒業証書などに使われています。
代々、桐生和紙をつくっている家に生まれた橘さん。
和紙づくりはもともと、農家の、農閑期の副業だったそうですが、
橘さんのお父さんの代で、年間通して和紙をつくるようになりました。
そして橘さんは、23歳で、この和紙づくりの道に入ります。
紙をすく工程を覚えるまでに2~3年、その下処理など全てができるようになるまでに10年かかるそう。
つくりたい、と思ったような紙がつくれるようになってきた、20年経った頃から「楽しくなってきた」と感じているそうです。
次回も引き続き、桐生和紙について、お話を伺います。
桐生和紙 橘三紀さんHP https://kiryuwashi.jp/
お楽しみ!