11/9 ジュエリー職人 岡田紀子

前橋市出身・在住の岡田紀子さんは、ジュエリー職人歴 約30年。
デザイナーが書いたデザイン画を元に、ジュエリーを作る職人です。

平成17年には国家資格「貴金属装身具制作一級技能士」を取得。
厚生労働省認定の「ものづくりマイスター」にも認定されていて、
貴金属装身具製作の女性で取得しているのは、現在全国で10人程度です。

最近は、女性の職人も増えてきてはいますが、
貴金属の加工に握力が必要なこともあり、まだまだ男性が多い世界だそうです。

岡田さんは、子育てが終わったタイミングで、約5年前
前橋市に工房を併設したお店「ジュエリースタジオ・ポエット」をOPENしました。
一点もののジュエリーを作ったり、リメイクなどを手掛けています。

母や祖母が使っていたジュエリーをリメイクするオーダーが多いそうですが、
できあがると泣いて喜んで下さるお客様もいて
お仕事のやりがいを感じているそうです。

「辛い修業時代があったからこそ、今がある!」と話してくださいました。

来週も、お楽しみに!

*店舗情報*
ジュエリースタジオ ポエット
群馬県前橋市大友町2丁目26番22号
TEL 027-289-8522
定休日 火・水曜日

ジュエリースタジオ ポエットのHPはこちら

11/2 バングラデシュ発アパレルブランド”banesh”代表 飯塚はる香

バングラデシュ発アパレルブランド「banesh」代表の飯塚はる香さんは、館林市出身、バングラデシュ在住。

 

 

 

 

 

太田女子高校、立教大学を卒業されました。

2020年に、洋服の大量生産・大量廃棄の問題に取り組みたいと、アパレルブランド「banesh(バネッシュ)」を立ち上げました。

末永く愛してもらえるものをつくることを目指して、Tシャツやブランケットなどをつくっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

バングラデシュは大量生産の国で、安くて品質が悪いというイメージの中で、でもそうではない、バングラデシュでも良いものをつくれるということを、商品をつくることで証明したいと活動されています。

バングラデシュの「エルメス」を目指して、高品質のものを届けたいと、現地の方々と密なコミュニケーションを心がけ、文化や言葉の違いが大きい中でも、理解しようと努め続けることを大切にされているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今後は、バングラデシュ現地で何が起きているのかを知ってほしいとツアーのお仕事もしたいと考えているそうです。

私たちも、洋服を買うときに、「本当に必要なのか?」と自分に問うことで、大量生産の世の中は少しずつ変わっていく、と話してくださいました。

グンマドンナ 来週もお楽しみに!

10/26 バングラデシュ発アパレルブランド”banesh”代表 飯塚はる香

バングラデシュ発アパレルブランド「banesh」代表の飯塚はる香さんは、館林市出身、バングラデシュ在住。

太田女子高校、立教大学を卒業されました。

 

 

 

 

 

2020年に自ら立ち上げたアパレルブランド「banesh(バネッシュ)」の代表です。

末永く愛してもらえるものをつくることを目指して、Tシャツやブランケットなどをつくっている「banesh」。

 

 

 

 

 

ファッション業界の大量生産・大量廃棄の問題に取り組むブランドでもあります。

飯塚さんは、子どもの頃から、海外で働くことに興味があり、大学では、国際協力の分野を学びました。

そんな中で、あるニュースをきっかけに、バングラデシュという国に出会います。

それが、2013年の「ラナプラザ崩壊事故」

縫製工場での事故で、洋服をつくる環境の劣悪さが明らかになりました。

その事故について知った時、飯塚さんは、バングラデシュでアパレルの仕事をしようと決めたそうです。

そこから飯塚さんはユニクロなどを展開する株式会社ファーストリテイリングに入社。
その後、ザラジャパンでも働き、日本のアパレル業界で3年間経験を積みました。

そして、洋服をつくっている生産国の現地で仕事をしたいという想いをかなえるため、会社を辞め、カンボジアにわたります。

そこでもアパレルの仕事に携わり、ついに2020年に、バングラデシュで、
念願だった自分のブランドを立ち上げました。

ブランド名「banesh」には、「Bangladesh」の中に隠れている「glad(喜び)」をお客様に渡すという意味が込められています。

また、生産者と消費者という最初と最後の人をつなぐ、ということから、「Bangladesh」の最初と最後の部分をつないでいるそうです。

次回も引き続き、飯塚さんにお話を伺います。

グンマドンナ 来週もお楽しみに!

10/19 ガラス作家 三ツ井美帆

愛知県出身・群馬在住の三ツ井美帆さんは、
群馬に移住して4年あまり。

藤岡にある「土と火の里公園」のガラス工房を運営しながら
ガラス作家として活動しています。

ポルトガル語で「白い帆」を意味する
「ベラブランカ」というブランドを立ち上げ、
青や緑など、自然界からインスピレーションを受けた
美しい色ガラスの器や花瓶、オブジェなどを作っています。

お正月に向けて人気なのが、ガラスの鏡餅です。

中が空洞になっているので、もち米を入れて飾ることができます。
蓋になっているダイダイも、本物さながらの美しい色味が特徴です。

印象的な作品については、sora(空)シリーズを挙げて下さいました。
コロナ禍でガラス工房もお休みになり、不安な中、
空を見上げたらきれいな青空が広がっていて…
「この色をガラス作品にしたいな」と思って作ったものだそうです。

他にも、霧雨シリーズという作品も。
ガラスを細い線のようにしたものを巻き付けていきます。

何色もの色を組み合わせて、美しい色味やグラデーションを作る
三ツ井さんのガラス作品の世界。
1つ1つにこだわりが詰まっています。

今後は、より作家活動に力を入れつつ、外に出て展示会や地域のイベントにも
積極的に出店していきたい、と話してくださいました。

三ツ井美帆さんのインスタグラムはこちら

ガラスの鏡餅はこちら

今日は、ガラス作家の三ツ井美帆さんをご紹介しました。

10/12 ガラス作家 三ツ井美帆

愛知県出身・群馬在住の三ツ井美帆さんは、現在33歳。
藤岡にある「土と火の里公園」の「ガラス工房」を運営しながら
ガラス作家として活動しています。
群馬に移住して、4年あまりとなりました。

ポルトガル語で「白い帆」を意味する
「veLa Branca(ベラブランカ)」というブランドを立ち上げ、活動中。
このブランド名には、船の帆が風を受けて前進するように、
自分自身も出会いの追い風を受けて
成長していきたい、という思いが込められています。

美術系の大学に通う中で、ガラス作品を作り始めたという三ツ井さん。
自然からインスピレーションを受けた、
青や緑などの色ガラスの世界を表現しています。

多い時には7~8色を複雑に組み合わせて、独特の風合いを作り出しているそうです。

愛知県の知多半島という海に囲まれた所で育ったことから
海や空をイメージした作品が多いですが、
群馬に移住してからは、森の中で作品をつくることもあるので
茶色など渋い色味の作品も増えてきているそうです。

自然からインスピレーションを受けた
美しい色合いのガラス作品の数々。

これからどんな作品が誕生するのか、楽しみです!

インスタグラムはこちら

▼出店情報▼
「藤岡路地裏MARCHE」
11/20(日)藤岡・奥多野 敷地内
藤岡路地裏マルシェはこちら

「Creema YAMABIKO FES 2022」
11/5(土)6(日)10:00-19:00
遊RUNパーク玉穂
〒412-0006 静岡県御殿場市中畑2112
ヤマビコフェスはこちら

10/5 児童文学作家 加部鈴子

加部鈴子さんは、1975年生まれ、東吾妻町出身・在住。

群馬県立女子大学文学部を卒業されました。

2011年、児童向けの本を出版する岩崎書店の「第10回ジュニア冒険小説大賞」を受賞してデビューされました。

そして、町民の有志による町づくりプロジェクト
「MY ROCK TOWN(マイ・ロック・タウン)東吾妻」のサイト内で連載していた東吾妻を舞台にした小説「天狗と私の千年の恋」が、先日完結したばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

東吾妻では、町の若い人たちを入れた「おらがまちづくりプロジェクト実行委員会」で、「マイロックタウン」というキャッチコピーが生まれました。

その実行委員の知り合いから、東吾妻町の岩と、ロックな生き様の偉人たちを天狗伝説でつないだ物語を書いたらどうかと提案されたことがきっかけで、この作品を執筆したそうです。

東吾妻町は、旧町村の5地区の地域性が色濃く残った町。

それぞれの地域で大事にされている偉人がいても、何かひとつのことで町全体が盛り上がるのは難しいと感じている中で、それぞれの地域の偉人たちを登場人物にして、町内の各地の岩や史跡を舞台にしたひとつの物語を書こうと、この小説ができました。

 

 

 

 

 

 

 

イラストは東吾妻町在住漫画家の祐さんが描き、また、東吾妻町の動画をアップしているユーチューバーのろぐびとさんが天恋に登場する岩の動画を上げるなど、町のいろんな方が協力して盛り上げています。

「天恋マップ」という、小説に登場する場所がわかる地図も、HPで見ることができ、町の広報誌では小説内で主人公が作る東吾妻産の野菜をたっぷり使った料理のレシピを掲載しています。

 

 

 

 

 

この「天狗と私の千年の恋」は、10月30日まで「MY ROCK TOWN(マイ・ロック・タウン)東吾妻」のサイトで読むことができます。

「マイロックタウン~天狗と私の千年の恋」掲載は10月末まで

グンマドンナ、来週もお楽しみに!

9/28 児童文学作家 加部 鈴子

加部鈴子さんは、東吾妻町出身・在住の児童文学作家です。

群馬県立女子大学文学部卒業。

2011年、第10回ジュニア冒険小説大賞を受賞して『転校生は忍びのつかい』でデビューされました。

また、現在、東吾妻町を舞台にしたオリジナル小説「天狗と私の千年の恋」の連載を、町民有志らによる町づくりプロジェクト「MY ROCK TOWN(マイ・ロック・タウン)東吾妻」のサイト内で連載中です。

「マイロックタウン~天狗と私の千年の恋」公開中!

小さい時から本が好きで、小学6年生で歴史に目覚め、特に、地域の身近な歴史や伝説に興味ヺ持ち市町村誌をぺらぺらめくっては想像を膨らませていた、という加部さん。

中学生の時には、ノートに手書きで小説を書き、クラスの友達に読んでもらっていたそうです。

その後、大学生になり何度か小説を書こうと試みても上手くいかず、小説家の夢は一度そこで諦めて、事務の仕事に就きました。

再び物語を書こうと思ったのは、二人目のお子さんを産んだ育休中。

あまり本好きでなかった息子さんのために、気に入る本がないなら書いてしまえと、サッカーが好きな男の子が主人公の、東吾妻町を舞台にした忍者の物語を書きました。

それが、デビュー作「転校生は忍びのつかい」です。

「地元東吾妻町の歴史や、群馬県のいいところを全国にアピールできるような物語を書きたい」という加部さんに、次回もお話を伺います!

 

 

 

 

 

 

漫画家の祐さんによる「天狗と私の千年の恋」挿絵

お楽しみに!

9/21 画家・アーティスト 中林可寶

前橋出身・在住の画家・中林さんは、
前橋女子高校から早稲田大学政治経済学部に進み、
大学卒業間際から、本格的に絵に打ち込み始めました。
鮮やかな色彩と曲線をメインにした作品が特徴です。

これまでの作品で、印象に残ったものは2020年Gメッセでの
「GUNMA MIRAI FESTIVAL」で描いた作品です。
タイトルは「A Bird of Light(光の鳥)」。
群馬青年会議所と、2030 ぐんま発 SDGs ACTICION実行委員会のサポートで実施し、
群馬を象徴する「鶴」とSDGsのカラーを組み合わせました。

そしてもう1点は、
「Integration to One Star〜輝ける星になるための統合〜」です。

自分の中にある光と闇を描き、陰の部分も受け入れて一つになろう
という思いを込めました。

また、中林さんは、髪を失った女性のヘッドスカーフを手掛ける
リノレアともコラボし、スカーフの柄を手掛けました。

光・愛・太陽・月をテーマにした原画を4枚組み合わせて
デザインしたそうです。

新たな取り組みとして、今月23日(金・祝日)からオンラインで
絵の販売をスタートさせる中林さん。
今後の活動にも注目です!

~個展情報~
10月19日(水)~25日(火)
八木橋百貨店(埼玉県熊谷市)

中林可寶さんのHPはこちら

9/14 画家・アーティスト 中林可寶

前橋出身・在住の画家・中林可寶(かほう)さんは、
鮮やかな色彩と曲線をメインにしたアクリル絵画制作をベースに、
ライブペインティングの分野でも活躍しています。

 

 

 

 

 

母親が、中林三恵という銅版画家であったことから
幼い頃から「絵」が身近にあったそうです。

前橋女子高校時代は、演劇部で部活に打ち込み、
卒業後は、早稲田大学政治経済学部に入学。
しばらく表現活動から離れていましたが、
内なるものを解放したいという思いが高まり、
大学の終わり頃から、絵の専門学校の夜間部に通いはじめ
絵画での表現活動を本格的にスタートさせました。

喜びや愛などをテーマに描くことが多い中林さんの世界。
個展を開催する時は、そのテーマに沿って。
自由に描く時は、キャンバスを対話しながら「なぜこの形になったのだろう?」と
自分でも不思議に思うこともあるとか。

これからの中林可寶さんの活動にも注目です!

~個展情報~
期間:10月19日(水)~25日(火)
会場:八木橋百貨店(埼玉県熊谷市)

中林可寶さんのHPはこちら

 

9/7 アーティスト 後藤朋美

後藤朋美さんは、前橋市出身、岐阜県在住。
各地を旅しながら作品を制作し、県内外で個展を開催しています。

 

 

 

 

 

 

現在、前橋市の美術館、アーツ前橋で開催されている展覧会「アートミーツ07」でも、後藤さんの作品を見ることができます。

そして、後藤さんは、アーティストとして、作品の制作だけでなく、様々なワークショップやプロジェクトも行っています。

そのひとつが、前橋市の母子生活支援施設「のぞみの家」に入居する家庭を対象にした「タイムカプセルプロジェクト」

お母さん・子どもたちとのワークショップを通じて生まれた作品や記録がタイムカプセルに保存され、2035年に開封される予定です。

今年、10月22日から11月13日に前橋市の複数の施設を会場に行われるイベント、「River to River 川のほとりのアートフェス」では、このプロジェクトの経過と参加者の作品が展示されます。

http://rivertoriver2022.ya-gins.net/

交流の始まりは、アーツ前橋の上にある空の看板。

 

 

 

 

 

廣瀬智央 《空のプロジェクト: 遠い空、近い空》 2013年、屋上看板4 面/DVD ループ映像

イタリア・ミラノ在住の廣瀬智央さんと、「のぞみの家」のみなさんが空の写真を交換してつくられました。

そして、2016年に、アーツ前橋の企画展「表現の森」をきっかけに、「タイムカプセルプロジェクト」がスタート。

2018年に行われたワークショップでは子どもたちと「心の花」を手作りし、このお花も現在タイムカプセルに保存されています。

 

 

 

 

 

 

 

また、毎年、増田煉瓦株式会社の協力のもと、本格的な薪窯を持ち込んで、ピッツァを食べるイベントも開催。

 

 

 

 

 

後藤さんは、もちろんアーティストとしてみなさんと出会えたという自覚はありつつも、子どもたちと接するときには自分も子どもの部分全開で向かっていくそう。

現在プロジェクトメンバーによる自主運営が行われている、この「タイムカプセルプロジェクト」を支援したい!という方は、「River to River 川のほとりのアートフェス」の会場で詳細をご確認ください。

今回は、前橋出身のアーティスト、後藤朋美さんにお話を伺いました。

グンマドンナ、来週もお楽しみに!