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一の湯 山本真央さん

写真提供:@takephoto_kiryu


桐生市本町1丁目にある老舗銭湯「一の湯」を復活オープンさせた山本真央さん。2022年4月に埼玉県から桐生市に移住。その年の10月には「一の湯」の復活に向けて活動を本格化させ、23年4月に復活オープンを果たしました。

桐生市本町1丁目にある銭湯「一の湯」は、明治時代に建てられ、国の重要伝統的建造物群保存地区(=重伝建)の一角にあります。100年以上にわたり地域で愛されながらも、2018年に後継者がいないということで廃業となった老舗銭湯です。

山本さんは、趣味のバイクをきっかけに桐生市を訪れるようになり、桐生が好きになって移住を考えていたそうです。そんな中で紹介された「一の湯」の建物を見て一目惚れ。市内に拠点を置くIT企業「シカク」の今氏一路さんなど、周りのサポートも受けながら建物改修のためのクラウドファンディングにもチャレンジ。地域の方々を巻き込みながら「一の湯」復活を成し遂げました。

そんな復活までの様子が「一の湯」公式YouTubeチャンネルにアップされています。ぜひ気になった方はチェックしてみて下さい!

去年4月に復活オープンしてからは、地域の方々はもちろん、県外のお客さんも「一の湯」を目当てに訪れているそうです。また、大学のキャンパスも近いことから、大学生など「若い世代も来てくれて嬉しい」と笑顔で語ってくれました。

日々の営業はほぼ「ワンオペ」。薪の調整や番台など、全てを1人でエネルギッシュに取り組まれています。体を動かすことが大好き!という山本さんは「そんな毎日が楽しい!」とキラキラした笑顔でお話してくれました。心の底から、桐生での生活を楽しんでいる山本さんの様子を見ているだけで元気をもらえます。

味わいのある古い建物と薪で沸かすお湯。そしていつも笑顔がはじけている山本さんが魅力の老舗銭湯「一の湯」。営業時間など詳しくは、Instagramなどもチェックしてみて下さい!


写真提供:@takephoto_kiryu