11/29 高崎北消防署長 樋口千絵美

高崎北消防署長 樋口千絵美さん


高崎北消防署長に就任した樋口千絵美さん。県内では初の女性消防署長です。高崎市出身。高崎市等広域消防組合に入職した当時は、高崎市では、初の女性消防官でした。その後、施設にある消防設備の点検や、避難訓練指導などの「予防業務」に従事され、2020年、たかさき消防共同指令センターで消防司令長に昇任。その後、高崎中央署と高崎北署で副署長を務め、今年4月に署長に就任されました。

男性の職場というイメージが強かった消防のお仕事の中で、入職した当時は仕事内容の違いなどからもどかしい思いも感じたそうです。そんな中でも自分が出来ることは何か考えながら仕事と向き合ってきた樋口さん。ある現場でのエピソードとして「子どもから事情を聴く場面で、男性職員では口を開いてくれなかったけれど、私(樋口さん)に対しては素直に話しをしてくれた。そういったことからもやりがいを感じた。」とお話してくれました。

そんな中で、結婚や出産・育児という生活面での変化も経験された樋口さん。仕事との両立についてはやはり大変なことも多かったそうですが、周りのサポートもあり、ここまで働いて来られて嬉しいと語ってくれました。

樋口さんは、自分と同じように消防で力をつくす女性職員について、「色んな働き方があっていい。自分がロールモデルなんだという強い気持ちをもって仕事をしてほしい。また、それをサポート出来るのが自分。目標になれるように頑張りたい」とお話されていました。同時に取材の中では、女性男性関係なく、自分の強みを表現できる、働きやすい環境作りにさらに力を入れていきたいともお話されていた樋口さん。今後の活躍にも注目ですね。