廃止・解体が決定している群馬県民会館について、有志団体が19日、建物の活用を求める要望書と、集まった署名を県に提出しました。
要望書を提出したのは「県民会館ルネサンスの会」で、今年6月から県民会館の存続、活用を求める署名活動などに取り組んでいます。19日午前10時に会の代表ら4人が県庁を訪れ、要望書と17日までに集まったおよそ11000人分の署名を県に提出しました。ルネサンスの会の鈴木創共同代表は、1万人分を超える署名が集まったことについて「今後も活用してほしいという思いや、県の進め方に疑問を持った人がたくさんいるということの表れ」と話しました。
要望書を受け取った地域創生課は「幅広い観点から総合的に検討したい」としています。群馬県民会館は1971年に開館し、長年親しまれてきましたが、建物の老朽化や多額の改修費用などを理由に今年5月に山本知事が廃止・解体の方針を示しました。


