前橋市 小川市長の退職願を市議会審議へ 不信任決議案は見送り

前橋市の小川晶市長が25日、議長に退職願を提出したことをうけて、市議会は26日、各派代表者会議を開き、27日の定例会初日に退職願について審議する方針を決めました。退職願に同意するか採決を行い、過半数の賛成で市長の退職が決定します。

富田公隆議長によりますと、小川市長は25日午後5時ごろ議長室を訪れ、今月27日付けで退職したい旨を告げ、定数の8割を占める7会派32人は退職願に同意する意向ということです。また、市長からの退職願受け取りに伴い、27日予定していた不信任決議案の提出を見送る方針です。

議長は、退職願が可決されれば27日の定例会が終わり次第市選挙管理委員会に市長の退職を通告するとしていて、通告の翌日から50日以内に選挙が行われます。

小川市長は出直し選挙となった場合、今月行われた対話集会などで出馬に意欲を見せていましたが、退職願を提出して以降は明言していません。一方、小川市長の退職願提出をうけ山本一太知事は「前橋市政が2か月停滞している。決断が遅すぎた」としたうえで、市長選にむけては「新しい市政を作るために結束できるような候補者のかたに手をあげてほしい」と話しました。

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