11/28放送分 Fly High Green Wings

11/28放送のFly High Green Wings!は、チームの広報担当のふたり、鈴木日葵選手と柿沼杏奈選手がお届けする企画コーナー。今回は、田中瑠奈選手と谷内真美選手にインタビューをしてくれました!

先日のゲームでは初黒星を喫したものの、年内ラストゲームをしっかり勝利したグリーンウイングス。年明けも、チーム一体となって悲願の初タイトルを掴んでもらいましょう!

11/25 VCL2 群馬・高崎大会 観戦記

開幕から連勝を続け、迎えた今季初のホームゲーム。リーグ優勝の候補でライバルであるブレス浜松との一戦はプレーに、気持ちに、強さを前面に出したグリーンウイングスがストレート勝ちを収めた。翌日の大阪スーペリアーズ戦も勝利し、開幕6連勝。6人制移行から石原監督のもと、成長のために必要な事をしっかりと積み上げてきたグリーンウイングス。苦しい場面でも弱気にならず、確かな強さを身に付けた彼女たちは、間違いなく今季のチャレンジリーグⅡの優勝候補一番手だ。

これまで悔しい思いを繰り返してきた浜松に対し、ホームゲームでストレート勝ち。石原監督も満面の笑みで会見室に来るだろうと思ったがそうではなかった。

「さすがブレス浜松だ。隙を見せるとすぐに追いついてくる。5セットマッチを勝った気分。本当に苦しいゲームだった。」と振り返った。

全体を見ればサーブで攻め、レセプションが安定し、攻撃の選択肢も広がり、相手を圧倒した。セッターの栗田楓も「きょうは、ディフェンスの落ち着き、オフェンスの多彩さがあった。」と選手からも攻守の良さを実感する声が聞こえた。だが、第2セット途中にあったように一つのミスから連続失点を繰り返し、一気に詰め寄られる場面もあったのは確かだ。

昨シーズンまでのグリーンウイングスなら、こうした場面から、そのまま逆転を許し、セットを落とす、試合に敗れるという事になったろう。だが、今シーズンのグリーンウイングスは違う。

キャプテンの三好紗弥香はその理由について選手たちの責任感を上げた。

「メンバーから責任感が強くなってきたと思う。スパイカーだったら『私が決める!』という思いだったりとか、選手全員に『絶対決める!』という思いがある。」と大事な局面で弱気にならず、強さをもって臨めている事を強調した。

メンバーを見れば、内定選手だった磯野明日香、田中瑠奈を含め、昨シーズンから大きな変化はない。それに、もともと能力のある選手たちが揃っていたが、まだまだ成長途中であったり、粗さがあったり、気持ちの部分で不安定さがあったりと安定感にかけ、力を出し切れていないチームだった。今シーズンも夏のサマーリーグや国体、皇后杯の予選で、大学生チームに敗れるなど、悔しさを味わった。

この間のチームの様子について三好は、「ひとりひとりがバレーボールに対し向き合うことができた。何が足りないのか?何が必要なのか?チームのためにするべきことは考えてきたことが力になっているんだと思う。」と振り返った。

コートの外では先輩、後輩、関係なく、笑顔に、笑い声にと絶えない彼女たち。そして、バレーボールに対しては常に貪欲で、勝利を欲して、そのためならどんなことも乗り越えられる選手たちの集まりでもある。

結果が出ない間は、外からチームを揶揄する声も聞こえてきた。それでもグリーンウイングスは、自らの進むべき道を信じて、手を取り合って歩んできた。開幕6連勝はフロックでも何でもない、彼女たちがつかむべくしてつかんだ6連勝に他ならないのだ。

栗田は、「チームには、要求もあるし、信頼もある。そして、自信もある。去年とは違うんです。」とキッパリと言い切った。

まだ1レグが終わったばかり。ライバルたちも巻き返してくる。それでも今季のグリーンウイングスに期待せずにはいられない。悔しさ、苦しさを乗り越え、タイトル奪取へ向け、一致団結し、突き進む彼女たちなら、皆が願う、大きな花を咲かせてくれるだろう。

<11/25、26 VCL2 群馬・高崎大会 結果>

11/26(日) 群馬銀行 3-1 大阪 25-15 18-25 25-11 25-23

11/25(土) 群馬銀行 3-0 浜松 25-16 25-23 25-16