6/23放送分 FM GUNMA「news ONE 」

今回は、新チーム発足のタイミングで、キャプテンの古市彩音選手、副キャプテンの新井祥選手に伺いました。

新チームの様子、正副キャプテンを任された思い、目指すチーム、サマーリーグへの意気込みと、応援してくれる皆さんへのメッセージをもらいました。

古市彩音選手インタビュー

新井祥選手インタビュー

リーダーシップはもちろん、プレーでも、人柄でも魅力いっぱいの古市選手と新井選手。ふたりを先頭に今シーズンこそ悲願のV1昇格を掴みましょう!

3/24放送分 FM GUNMA「news ONE 」

今回は、2連覇を達成したリーグ戦を終え、チームのキャプテン・古市彩音選手と副キャプテンの坂本陽菜選手にお話を聞きました。

リーグ戦を中心にシーズンを振り返ってもらうとともに、気になるキャプテンのけがの状況、チームとしてどうやって乗り越えてきたのか、そして、この後控えるV1との入れ替え戦に向けたお話を聞きました。

昨シーズン乗り越えることのできなかったV1の壁。様々な状況下で、難しさは昨年以上かもしれませんが、そんな中でも、チーム一丸となって乗り越えてきた今シーズンの群馬銀行グリーンウイングス。持てる力のすべてを出し切ってもらいましょう!

V・チャレンジマッチ ~2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN
4月3日土曜、4日日曜 両日とも15:00から
長岡市民体育館(新潟県長岡市)
KUROBEアクアフェアリーズ vs 群馬銀行グリーンウイングス

2/24放送分 FM GUNMA「news ONE 」

今回は、レギュラーシーズン最終盤に向けて田中瑠奈選手、そして、シーズン途中での加入となった松尾奈津子選手に話を聞きました。

新型コロナウイルスの影響によるリーグの中断、大会形式の変更、さらにチーム内でも感染が広がるなど、いつにない厳しいシーズンとなった今シーズンをどう過ごしてきたのか、そして、どう戦おうとしているのか聞きました。

田中選手のインタビューはこちら↓

松尾選手のインタビューはこちら↓

チームのエースとして大きな成長を遂げた田中選手は、最高殊勲選手賞と得点王(最多得点)を初受賞、一方、松尾選手はシーズン途中の加入ながらリーグ最終盤をセッターとしてチームの勝利に貢献してくれました。

この後控えるV1との入れ替え戦でも活躍を期待しましょう!

バレーボールができる喜びと感謝の気持ちを込めて~14日にリーグ復帰戦

選手、スタッフに新型コロナウイルス陽性者が出たため、一時、活動を休止していた女子バレーボール・Vリーグの群馬銀行グリーンウイングスが、活動を再開させた。幸いにも、陽性になった選手、スタッフは重症化することなく、無事に回復し、チームは、2月14日日曜の大野石油戦から、およそ2か月ぶりにリーグ戦に復帰することになる。しかし、この間、選手、チームのとっては先の見えない厳しい時間を過ごすことになった。それでも、そうした時間を周囲の力も借りながら、チームワークで乗り越え、再び、バレーボールができる、真剣勝負ができる環境に戻ってくることができた。選手たちは、大きな喜びを感じ、感謝の気持ちを抱きながら、また歩みをはじめた。当時の様子、そして、ここからの戦いについて、今回、チームを代表し、上地野乃香選手、新井祥選手、安福若菜選手の3人が、インタビューに答えてくれた。

グリーンウイングスは、1月7日に選手1人の新型コロナウイルス陽性を発表、10日には、濃厚接触者だった選手、スタッフ、あわせて4人の感染を発表した。すでにVリーグの他のチームでも選手、関係者の感染が報告され、緊急事態宣言のもと、活動自粛や大会参加を辞退するチームも出ているという状況だった。グリーンウイングスも、感染防止策を徹底していたが、それでも感染者が出てしまったことにショックも大きかった。

当時の様子について選手たちは、「この先どうなるのか、試合はできるのか、トレーニングはいつ再開できるのか、不安が大きかった。」と振り返った。一方で、「いつか活動が再開したときにどう頑張っていくのかを考えた。」と、不安な気持ちとともに、前向きな気持ちも忘れないようにしていた。

グリーンウイングスの選手は、基本的に寮生活を送っている。陰性であっても濃厚接触者となった選手たちは、およそ2週間、自室で過ごすことになった。寮内と言えども、自由に出歩くことはできず、食事や入浴、敷地内の散歩など、部屋から出る、限られた時間も、人との接触を避けるため、時間差で行われ、チームメイトと対面することはなかった。当たり前だったチームメイトとの楽しく過ごす時間は無くなり、選手たちは、「人に会えないストレスがあり、笑うこともなくなってしまった。」と当時を振り返る。

それでも、SNSやビデオ通話を使うなど、工夫をしてコミュニケーションを取り合い、お互いに、同じ時間を過ごしたり、励ましあったという。今シーズンのチームは、例年以上の仲の良さがウリにもなっている。苦痛を強いられる時間は長かったが、そうした仲の良さも、自粛期間をなんとか乗り越える力となったようだ。

2週間の隔離期間を経て、グリーンウイングスは、リーグとチームによるPCR検査を行い、陽性となった5人も含め、選手、スタッフ全員の陰性が確認された。その後、コンディションの整っている選手から、個別練習を開始、感染防止の観点から、少人数で、午前午後など時間差での練習から始め、練習中は、マスクの着用を徹底するなど、より対策を強化した。その後、徐々に全体での練習へと移行し、1月29日には、チームのホームページで活動再開を報告することができた。

活動が再開できたことについて上地は、「普通にできたこと、当たり前にできていたことが急にできなくなり、当たり前じゃないんだと感謝しないといけないと思った。それに、いい環境でバレーをやらせてもらえることにあらためて感謝をしないといけないと感じた。」と話した。また、新井は、「バレーができず、休んでいる時間が多くなって、改めてバレーが好きなんだなというのが分かった。人に会えて、一緒にバレーができてうれしかった。」と話し、安福も、「みんなと会って、笑えて、一緒にバレーができて楽しいなと思った。」と仲間とともにバレーボールができる喜びを再認識したという。

幸いにも、グリーンウイングスは、活動再開ができ、リーグ復帰もできることになったが、この間にも、V2女子は、新型コロナウイルスの感染者が出たり、緊急事態宣言が解除されない状況で、9チーム中、4チームが、今シーズンの大会参加を途中辞退することになった。また、こうした中、リーグをなんとか成立させるために、必要試合数を減らすなど、大会規定も変更せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。

グリーンウイングスも、再開後、レギュラーシーズンは3試合のみとなる。他方、大会規定の変更で、リーグとしては成立し、勝率で上位2チームに入れば、V1との入れ替え戦に挑むチャンスも残されている。難しいシーズンとなったが、リーグ戦に復帰するからには、V2優勝、V1昇格という目標を達成したいところだ。

一方で、気になるのはコンディションだ。リーグ戦は、去年12月6日の大野石油戦以来、およそ2か月ぶり、そして、自粛期間中のおよそ2週間は、練習ができず、その後も、満足な練習ができているとは言えない。選手、チームともに、現状は100%とは言えない。

練習が再開して感じたのは、体重が落ちて、「絞れた」という感覚ではなく、どこか締まりのない、どんよりとした感じだったという。チームスタッフによれば、実際に、筋肉量も大きく落ちてしまった選手もいるという。現在のコンディションについて上地は、「感覚の中で少しずつ戻って来ているという状況だが、試合をしていないので試合勘は不安だ。」と口にし、新井も、「休み明けは、体力的にも、精神的にもきつかった。徐々に慣れてきたが、100%ではない。それでも、ゲームまでにはどうにかなると思っている。オフ明けに体力を戻す感覚とは違う感じだ。」と説明した。また、安福も、「持久力や動体力という部分でまだまだ。頭ではわかっているが、反応しきれていない。ゲームまで期間は短いが、調節しないといけない。」と急ピッチでの調整が行われている。

ベストコンディションではないが、それでも、今は、仲間とともに、バレーボールができる事、試合ができる事の喜び、そして、復帰に向けて支えてくれた皆さんへの感謝の気持ちのほうが遥かに大きい。実際に、体力回復のためのきついトレーニングでも、今は、チームメイトがそばにいることで自然と笑顔になるといい、コート内でも、選手たちが、バレーができる事に楽しさを感じ、笑顔が戻ってきたという。

リーグ再開へ向け上地は、「大会を辞退するチームもあり、ゲーム数も少なくなるが、最後まで走り切れるのがうれしい。入れ替え戦もあるので勝つことも大事だが、プレーで感謝の気持ちを示したい。」を話し、新井も、「辞退したチームの分まで戦えることに感謝してやらないといけない。やれることは100%出し切らないといけない。そして、チームの力で残り3試合を勝って入れ替え戦に行きたい。」と思いを語った。そして、安福は、「今シーズンは、1位で入れ替え戦に行くという目標でスタートしたので、絶対に1位になって、入れ替え戦に行きたい。ファンの皆さんには心配をかけた。ファンの皆さんのためにも頑張りたい。」と応援してくれる皆さんへの思いも、いつも以上に大切にしたい考えだ。

リーグ再開後、選手たちにとっては、勝負に勝つという部分、そして、バレーボールができるという喜び、さらに、困難を乗り越えるために支え、応援してくれた皆さんへの感謝の思いをコート内で表現するという時間になる。そして、それはまた自粛期間中、グリーンウイングスのバレーボールを見ることができなかったファンにとっても、一番に待ち望んでいることにもなるだろう。制限のある状況は変わらないが、選手とチーム、そして、応援する皆が一緒になって、歩んでいける時間が帰ってくるのだ。残り試合は少ないが、群馬銀行グリーンウイングスとともに、今シーズンをしっかりと駆け抜けよう。

<群馬銀行グリーンウイングス 試合予定>

・2/14日曜 vs大野石油(ホームゲーム/ヤマト市民体育館前橋)

・2/27土曜 vsアランマーレ(長野県東御市)

・3/6土曜 vs浜松(静岡県袋井市)

オフェンス力を磨き直して後半戦へ~群馬銀行グリーンウイングス・髙橋悠監督インタビュー

シーズン開幕からリーグ3分の1が終了したVリーグ。リーグ連覇、V1昇格を目指す群馬銀行グリーンウイングスは、9試合を終え、7勝2敗19ポイントでリーグ3位につけている。(V1との入れ替え戦には2位以内が必要)リーグが、年末年始の中断期間に入ったタイミングで髙橋悠監督にリーグ序盤の様子、そして、中断明けの戦いに向けて話を聞いた。

-開幕してここまでの感想は?

1レグが終わり、いろいろアクシデントがあった。特にセッターのアクシデントがあったが、そんな中でも経験の少ないセッターをみんなでカバーしながら戦えた。内容については、選手にも情報をフィードバックしているし、選手たちにも自分たちで修正できる力を身に付けてもらいたいので、選手たちに任せているところも多くある。昨シーズンは、戦術ミーティングに長い時間、1チームに4~5時間かけていたが、今は、1チーム1時間から1時間半程度。それでも、みんなで話し合ってる分、リズムが悪くなっても自分たちで取り戻す力ができてきていると思う。

-その辺りは、選手たちの成長を促す意味で新たに取り組んだことか?

日々の練習の中でも、練習メニューは考えるが、どういうことが必要か、自分に何が足りなくて、なぜそういう練習をしているのかを考えさせながらやってきたので考える力はついてきたと思う。まだまだ経験やキャリアが少ない選手が多いのでその辺のフォローアップは、監督として、自身が経験したものや代表で経験したことをちょっとずつ伝えていけたらと思っている。まだまだ成長段階なので伸びしろはあると思っている。

-当初は、選手たちも監督が変わって新しい取り組みに慣れていなかったようだが、その辺りは?

練習は対応できるようになってきたと思う。ただ、リーグ戦は僕も初めてで、試行錯誤なのかなと思ってる。監督として、私自身も新しい変化に対応しているところだ。

-改めてチーム、選手のポテンシャルはどう見ているか?

能力を十分に発揮できれば上位に入る力はある。それを常に発揮するパフォーマンスが出せるかどうか、100%発揮できるかが、2レグ、3レグのポイントになってくると思う。

-キャプテンで、セッターを務める古市彩音選手の影響は?

古市のケガはあったが、ルーキーセッターの藤原が1試合1試合成長しているのは、こちらからも感じている。そして、藤原だけでなく、他の選手もちゃんとチームのために戦ってくれている。その中で周りの選手も成長してくれている。あとは方向性。チームが、バラバラにならないようにすることが大事になってくる。人数が少ないチームだからこそ一丸となって戦わないといけない。1レグの後半では、メンバーチェンジで、吉岡や中田といった経験値の高い選手が途中出場する機会もあった。ふたりには非常に助けられているので、そうした戦力を活かしながら2レグ、3レグとやっていきたい。

-ルーキーセッターの藤原選手はどう見ているか?

藤原は、まだまだ得意スキルを自分で100%出せないまま戦っている。まだまだ緊張が抜けない試合、展開が多い。その辺も1試合1試合だと思う。急に成長するのは難しいと思うし、我々が焦らせては、それこそケガにつながってしまうかもしれないので、こちらも焦らず、見守らないと、彼女もいい結果に結びつかないと思う。まずはできることを一つ一つ与えて、どういう風にクリアするのかというところを見届けてあげたいと思っている。

実は、1レグ終盤のルートイン戦の後に藤原には厳しいことを言った。『スポーツの世界でコートに立ったら年齢は関係ない。緊張なんかしている場合じゃない。経験値のない選手も戦わざるを得ないんだ。そこをわかった上でコートの中に立ちなさい。』と言った。翌日の大野石油戦で、第1セットは、まだ引きずっていたが、、、でも、何とかしようと必死に戦ってくれた。コミュニケーションを取るようにしてからはうまくいったし、地力がついてきたと感じた。

-チームとしては、髙橋監督が就任して、サーブの部分で変化が生まれた

サーブの効果は、リーグの序盤は出ていたと思う。ただ、その後、徐々に落ちてきた。いい時と良くない時で何が違うのか、私も見直しているが、ある程度、答えも見つかってきているので、この中断期間を使って修正をかけたい。まだまだ武器を出し切れていないし、もっといい数字を出せると思っている。

-それでも、コロナ禍で限られた時間の中、大きく成長した

スキルを変えるのは勇気がいるが、なんで弱い、強くするにはどうしたらいいか、それを定めさせて、打ち方を変えたり、その理由を理解させたりして取り組んできた。習得に時間はかかったが、時間も割いてきて取り組んできた、彼女たちも自信を持っていると思う。サーブはチーム練習ではなく、個人プレーだ。個人で練習できるので、打ち方を変えた鍛錬期には積極的に取り組んでくれた。それが実っていると思う。

-中断期間が明けて、後半戦への意気込みを

もう一度、自分たちの武器を見直し、先を見据えて、中断期間で修正して、1月のホームゲームを迎えたい。一番必要なのはオフェンスの部分。これまでオフェンスのデータでは1位をキープしていたが、徐々に、順位も、数字も落ちてきているのでそこが2敗の原因だと思うし、古市がいるときは3-0で勝てていたものが、セットを取られたり、苦しい試合が出てきているのもオフェンスが原因。修正して、トライして、オフェンス力を上げて、再開後のゲームに向かいたい。最終結果が、優勝という目標は変わらない。ただ、先のことよりも、目の前の一戦一戦をいかに勝つかということに目線を置いて1試合1試合戦っていきたい。

リーグはまだまだ序盤であり、各チームの試合数にも大きなばらつきがあるため、現状の3位という順位は目安でしかない。しかし、現状から上がるか、下がるかは、再開後の戦いであっという間に決まってしまう。大黒柱の古市彩音を怪我で欠き、昨シーズン以上に個々のレベルアップ、そして、総力戦で挑む姿勢が求められる群馬銀行グリーンウイングス。今後、内定選手の加入、合流なども期待されるが、監督が話すように自分たちのパフォーマンスを出す、100%の力をだして、毎試合に向かい、勝利に繋げて欲しい。

グリーンウイングスは、1月9日、10日のホームゲームでリーグ再開となる。地元の後押しも力に、県民、ファンともにリーグ連覇、V1昇格を掴みに行こう!

<群馬銀行グリーンウイングス・ホームゲーム情報>

1月9日土曜 15時 GSS東京*リモートマッチ(無観客試合)

1月10日日曜 14時 千葉*リモートマッチ(無観客試合)

2月13日土曜 15時 熊本@ヤマト市民体育館前橋

2月14日日曜 14時 大野石油@ヤマト市民体育館前橋

12/23放送分 FM GUNMA「news ONE 」

FM GUNMA「news ONE 」内でお届けしている群馬銀行グリーンウイングスの応援コーナー。

今回は、副キャプテンの坂本陽菜選手、小林愛里選手、新井祥選手の3人が登場。リーグ開幕して1レグまでの様子、お互い紹介から見えるパーソナル、さらには3選手の最近のお気に入り、そして、今後の意気込みを聞きました。放送でお届けしたインタビュー部分をお送りします。

年が明ければリーグも再開!2021年も、みんなで力を合わせて戦っていきましょう!次回もお楽しみに。

11/25放送分 FM GUNMA「news ONE 」

FM GUNMA「news ONE 」内でお届けしている群馬銀行グリーンウイングスの応援コーナー。

今回は、鈴木日葵選手、新加入の中田唯香選手、そして、上地野乃香選手の3人が登場。新シーズン序盤の様子、お互い紹介から見えるパーソナル、そして、今後の意気込みを聞きました。放送でお届けしたインタビュー部分をお送りします。

シーズンもまだまだ序盤、みんなで力を合わせて戦っていきましょう!次回もお楽しみに。

10/28放送分 FM GUNMA「news ONE 」

今シーズンは、リーグ戦期間中の10月から3月までFM GUNMA「news ONE 」内に群馬銀行グリーンウイングスの応援コーナーを設け、チームや選手の様子はもちろん、選手たちのパーソナルな部分にも切り込んでいきます。

今回は、古市彩音選手、田中瑠奈選手、そして、高卒ルーキーの藤原愛選手の登場です。番組パーソナリティーの揚妻由璃子アナウンサーが聞いてくれました。

今シーズンもラジオと一緒に、群馬銀行グリーンウイングスを応援しましょう!

【新加入選手インタビュー】V1昇格への思いを共有する仲間とともに挑む新シーズン~中田唯香選手

群馬銀行グリーンウイングスは、新シーズンに向けた新たな戦力として、昨シーズンまで同じV2の大野石油広島オイラーズでOHとしてプレーしていた中田唯香選手を迎えた。

中田は、「グリーンウイングスに入ったのもV1昇格をしたいという思いで来たので、まずはそこを目指したい。プレーでも、精神面でも、中心になれるようやっていきたいと思う。」と意気込みを語った。

167センチと小柄ではあるが、昨シーズン、総得点でリーグ6位、サーブレシーブ成功率もリーグ8位と、攻守に活躍した選手だ。27歳の中田選手は、今回の移籍で、Vリーグも3チーム目。豊富な経験は若い選手が多いグリーンウイングスにおいても大きな支えになってくれるだろう。そして、何よりも、自身が強い思いを持って目指すV1の舞台に立つために全力を尽くしてくれるはずだ。

中田は、今年3月をもって大野石油を退団した。だが、次のチームは決まっていなかった。かといって、バレーボールをやめるつもりもなかった。バレーを続けてきて、抱き続けている「V1のコートに立ちたい。」その思いが、中田の背中を押し、次なる道へと進めたのだ。

とは言え、新型コロナウイルスの影響もあり、Vリーグの移籍市場はいつになく動きが鈍く、次のチームはなかなか決まらなかった。

そんな時に、中田とグリーンウイングスを繋いだのが、かつて、グリーンウイングスでキャプテンを務めるなど、18/19シーズンまで活躍した三好紗弥香さんだ。ふたりは、小さい頃から家族ぐるみで交流してきた中で、中学、高校は、Vリーガーを数多く輩出している大阪国際滝井でチームメイトとしてプレーしてきた大親友なのだ。

中田の状況を知った三好は、チームに連絡を取り、トライアウトのチャンスへとつなげた。そして、そのチャンスを掴んだ中田はグリーンウイングスのメンバーとしてV1を目指す新たな戦いが始まったのだ。

年下ばかりのチームだが、練習では早くも和気藹々とチームになじんでいる様子がうかがえる。そんなチームの印象について聞くと、「上を目指しているチームだから自然とみんながそっちを向いていると感じた。『優勝したい』、『勝ちたい』ではない、その上にある『V1』を目指している雰囲気を感じた。バレーを集中してできる環境で、皆がそこを向いている環境だと感じた。」と話す。中田にとっては願ってもない場所だ。

早い時期からVリーグに触れる機会は多かった。中学、高校時代は、学校との係わりもあったV1の岡山シーガルズの応援に駆け付ける事が多く、国内トップレベルのプレーを目の当たりにしていた。そうした経験は、徐々にVリーグへの思いを強くさせ、大学2年生の頃には「Vリーグでバレーがしたい。」という明確な目標に変わった。卒業後も、当時のプレミアリーグ(現在のV1)昇格を目指し活動を続け、元日本代表監督の葛和伸元氏が監督を務める仙台ベルフィーユに進んだのも、「V1で戦いたい。」と言う中田の明確で、シンプルな思いからでしかない。

グリーンウイングスもV1昇格のチャンスを入れ替え戦と言う分厚い壁に阻まれた昨シーズンだ。中田同様、V1への強い思いで挑む大事なシーズンになる。中田は、V1へ行くために、「私は、入れ替え戦の経験がなく、どういうものが手ごたえなのかわからないが、、、まずは1位を取りに行きたい。今シーズンは無敗ぐらいの気持ちじゃないと上には勝てない、そういう気持ちでV1を取りに行きたい。」と力を込めた。

そのために、中田はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

「気持ちの部分の強さ。自分らしさと言えば、感情をむき出しにするところだと思う。昔から、コートで黙っていられないんです。嬉しい気持ち、悔しい気持ちが自然と表に出てしまうんです。」と中田は話す。

若い選手が多い中で、厳しい局面、苦しい場面で、そうした気持ちを前面に出す中田のプレー、存在は大きく、頼もしいものになるだろう。もちろん、気持ちの部分だけではない。「守備の面でチームに貢献したい、大事な所で出してもらえるような選手になって活躍したい。」とプレー面でも、献身さ、粘り強さを前面にチームを支えることを誓ってくれた。

次のチームが決まらず、続けるか、辞めるか、葛藤する日々だったという。三好や同じタイミングで大野石油を退部し、引退した仲間が励まし、大きな支えとなった。そして、コロナウイルスで無理と思ったら終わり、前だけ向いて、目標を達成したいという思いで乗り越えてきた。

群馬銀行グリーンウイングスという、V1昇格を目指す同じ思いを持った仲間と挑む新シーズンのリーグ戦がはじまる。中田唯香らしく、V1への思いを出し切って、最高のシーズンにしてもらいたい。

【新監督インタビュー】託されたV1昇格へのミッションに挑む新指揮官~髙橋悠監督

「監督就任はびっくりしました。」

予想だにしていなかった監督交代に驚いた。周りも驚いたが、それ以上に髙橋悠監督自身が一番驚いたろう。

髙橋監督も、「まずは、1年、コーチとして、石原さん(前監督)とやって、と言う思いだった。急遽、こういうことになりビックリした。」と、その時の様子を振り返る。しかし、「監督だから、コーチだからでなく、今まで通り、バレーを通じて成長していこうという初心の思いだ。その中で、これまでの経験から自分の監督像を作っていきたい。」と、肩書にとらわれず、あくまでも、これまで通り、ひとりのバレーボールの指導者としてV1昇格と言うミッションに挑もうとしている。

9人制の名門チームによる6人制バレー、Vリーグの挑戦は石原昭久前監督により、V2優勝という結果を残し、髙橋悠新監督に引き継がれた。コーチとして、豊富な経験を持つ髙橋監督の指導力で、群馬銀行グリーンウイングスをV1という舞台に導く戦いがはじまったのだ。

当初、石原監督を支えるコーチとしてチームに合流する予定だったが、石原監督の退任に伴い監督に就任することになった。新型コロナウイルスの影響もあり、髙橋監督は、5月中旬からチームに合流し、指導にあたっている。

髙橋監督の指導歴は、大学時代にさかのぼる。国際武道大に在学中から女子日本代表チームのサポートなどを通じ、指導の道を経験し、大学では女子の学生コーチとしても時間を過ごした。卒業後は、トヨタ車体、NECでコーチを務める傍ら、女子日本代表の年代別のコーチとしても活躍し、2019年には、若手主体の女子日本代表で臨んだアジア大会でコーチとして日本の優勝に貢献した人物だ。

そんな、髙橋監督にグリーンウイングスがアプローチしたのは、昨シーズン、19/20シーズンの前だったという。その時点で、話しは進展しなかったが、シーズン後、NECとの契約が満了し、次のチームを探す中で、「最初に声を掛けてくれた石原さんの下でと思い来ました。V1、V2は関係ないし、V2で、まだまだ上を目指せるという向上心、成長できる場所で、私も、指導者として成長したいと思ってきました。」と、グリーンウイングスにやってきた理由を教えてくれた。

指導者に変わりはないが、監督として初めてのシーズンになる。髙橋監督は、指揮を執る、グリーンウイングスの選手、チームの印象について、「選手たちは明るい選手が多い。そういう所を大事にしながらバレーもしたい。ただ、それだけではシーズンを戦う上で、辛い時、苦しい時は乗り越えられないので、そういう部分も乗り越えながら、楽しみながらやっていきたい。」と話す。その上で、「このチームで昇格したい。選手たちも、スタッフも、入れ替え戦を経験して、何が足りなかったのか向き合っている。これまでとも違うなかでできているし、自分もワクワクしている。」と意欲十分だ。

実績ある指導者を迎え、才能も、伸びしろもある選手たちと挑む新シーズンは楽しみでもあるが、昨シーズンの入れ替え戦で痛感したV1との差をどの様に埋め、上回ろうとしているのだろうか。

髙橋監督は、「まだまだ上との力の差はあるが、差があるから勝てないわけではない。勝つポイントを教えて、上を目指す事もできる。」と話す。その裏付けとして、自身の経験を挙げる。「アンダーカテゴリーの日本代表での時間が凄い経験になっている。低身長のチームでも勝てるし、トップを獲れるというのを学んだ。力だけが全てじゃないし、日本には、日本のいいバレーがある。それを学んだので、このチームで発揮したいし、活かしていきたい。」と髙橋監督は考えている。

具体的には、「技術、戦術、細かいボールのコントロール、チームとしての一体感、そして、1対1ではなく、相手に対して、1対6で戦う、全員で戦う意識を持たせるため、コート内で意識を共有することが大事だ。そのために、限られた時間の中で、どれだけ質のいい練習ができるかが大事になる。」と話す。

髙橋監督が就任し、選手たちからも、これまで経験したバレーとは異なり、新たなバレーにチャレンジして、充実感や前向きな疲労感を得ている様子が聞こえてくる。V1昇格のために、髙橋監督のバレー観が着実にチームに広がっているようだ。

V1昇格に成長、改善すべきポイントはいくつかあるが、髙橋監督は、その一つにサーブを挙げた。

V2優勝を果たした昨シーズンだが、サーブ効果率(サーブが得点、勝ち負けにどれだけ貢献したかを示す数値)は8チーム中の最下位だった。1位との差も、それほど大きなものではなかったが、リーグで最もサーブが苦手なチームである一方、チーム力を大きく伸ばせるポイントであることは間違いない。

そんなサーブについて、髙橋監督は、「今年は1位を獲ります!それぐらい毎日取り組んでいる。」と力を込める。バレーボールの中で、唯一、誰にも邪魔されずに攻撃を仕掛けられるサーブの重要性について髙橋監督は、「この数値が上がれば、失セットゼロ、負けもゼロで行けるそんな感覚はある。選手たちの実力はある。だから、サーブで主導権を握れば、そこを武器に、自信もっていければ、入れ替え戦にも勢いがつくだろうし、いい形になる。」と考えている。

サーブは、現代バレーにおいて特に重要視されるものだ。かつては、サーブはどんな形でも相手のコートに入れるもの、ミスなど許されないものだったが、今は違う。最適なボールの打ち出し位置、角度、速さで変化を生み出し、データによって導き出された相手のウィークスポットに打ち込み、サービスエース、もしくは、相手にレシーブされたとしても、攻撃の形を限定させるようなサーブを打つことが求められる。仮にネットやアウトになっても、その意図が十分あれば、次回以降、相手にプレッシャーを与えるものになるからだ。だが、そうしたサーブを身に付けるのは簡単ではない。それでも、髙橋監督は、前任のNECでサーブ改革に取り組み、成果を上げてきた実績がある指導者だ。確かなサーブ力が身に付けば、いたずらに高さだけを追い求める必要もないし、髙橋監督が標榜する、全員で戦う意識を持ち、コート内での意識の共有で1点を取る、勝利を掴むバレーへとつながるだろう。

インタビューの終わりに髙橋監督は、「新しいチャレンジにとてもワクワクしている。『V1昇格』この一言。ここに向けて突っ走るだけだ。」と語気を強めた。

昨シーズンの入れ替え戦、どこか期待先行の自信があったが、2試合ともにV1との差を痛感する結果になってしまった。V1との真剣勝負を経験できたことは大きな収穫だったが、本当にこの壁を越えられるのか、途方に暮れるような気持になったのも偽らざる気持ちだった。だが、才能豊かで、更なる成長が期待できる選手たちに、髙橋監督の経験、指導が注がれ、花開くとき、V1という、まだ見ぬ景色を見ることができるのではないかと感じた。