群馬県が新たなクマ対策実施へ 山本知事も狩猟免許取得を目指す


群馬県内でクマによる被害が相次いだことをうけて、県は新たなクマ対策の実施を決め、山本一太知事自身も来年度中に狩猟免許の取得を目指す考えを示しました。30日の定例記者会見で明らかにしました。

ハード面の新たな対策では荒廃した里山の整備を行う市町村の支援やクマの通り道となる川沿いの木々を伐採する緩衝帯整備を進めます。また沼田市やみなかみ町などクマ被害の発生した地域の住民に身の守り方などの緊急研修会を行うほか、クマの生息エリアなどのゾーニング管理の検証を進めます。

あわせて県庁の体制強化として狩猟免許を持つ捕獲対策専門職員を配置して市町村への指導や助言をすすめるほか、知事や県職員が狩猟免許取得をめざすチームを設置し、ガバメントハンターの育成を進めます。

山本知事は「ハンターの高齢化が進み減少している、知事が率先して狩猟免許を取得し免許取得への機運を高めたい」などと話し、わな猟や銃猟の免許取得を目指す考えを示しました。

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