日銀前橋支店 12月短観 製造業の業況が改善傾向

日銀前橋支店は15日、群馬県の12月の短観=企業短期経済観測調査の結果を発表し、企業の景況感を示す指数「業況判断DI」は前回9月の調査より2ポイント上昇して10でした。

業況判断DIは業況が良いとする企業の割合から悪いとする企業の割合を差し引いたもので、プラスは業況の良い企業が多いことを示します。産業別の業況判断DIは、製造業は電気機械、自動車製造などで業況が改善しマイナス3となりました。前回からマイナス幅が4ポイント縮小しました。アメリカの関税率引き下げや、IT関連機器の受注が増加したことが要因ということです。

一方、非製造業は前回とほぼ同じ水準となりました。日銀前橋支店は、コスト高の影響を指摘する声が幅広い業種で聞かれているとして、今後の動向を注視していくとしています。

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