高崎市が整備を進めてきた「高崎市児童相談所」が1日、高崎市問屋町に開所しました。中核市による児童相談所の開設は全国6例目で、北関東では初めてです。
施設の愛称は「ぱすてる」で、一時保護施設や相談室、プレイルーム、グラウンドなどが整備され、外観は地元の小中学生が手がけた壁画アートで彩られています。高崎市では近年、虐待の相談が増えていて、市では「行動する児童相談所」として子育てや家庭に関する様々な相談などに積極的な対応を行い、児童虐待の早期発見、被害防止につなげます。
1日の開所記念式典には、施設職員や関係者などおよそ100人が参加しました。高崎市の富岡賢治市長は「高崎で、虐待により死んでしまう子どもが出るのは絶対に防ごうという強い決意で対応していく」と話しました。