比刀根橋防空壕跡で前橋空襲追悼式 「争いの悲惨さと平和の大切さを語り継ぐ」


500人以上が犠牲になった前橋空襲から80年となった5日、避難した人たちの多くが亡くなった比刀根橋防空壕跡の慰霊碑前で、地元の住吉町2丁目自治会による慰霊追悼式が行われました。

前橋空襲は1945年8月5日の午後10時半ごろから翌日6日未明にかけてあり、535人が死亡しました。戦後80年の節目の今年はおよそ40人が参列し祈りを捧げました。

また、80年前の8月5日、空襲によって炎に包まれた比刀根橋防空壕の中に避難していた男性(87)が体験談を語り、大声で助けを求めたり、苦しみのあまり防空壕の壁を爪でひっかいたりしながら亡くなっていった人たちを目の当たりにしたと話し、平和に向けて力をあわせたいと呼びかけました。このほか、式に参加した敷島小学校4年生の児童2人が「平和の誓い」宣言を行い、争いの悲惨さと平和の大切さを語り継いでいくと誓いました。

タイトルとURLをコピーしました