群馬県、事務処理ミスで交付金2260万円返還へ 1年半処理を放置

群馬県の国庫補助事業で県の事務処理にミスがあり、2660万円の損失が出ることがわかりました。県が26日発表しました。

ミスがあったのは、2023年度に農林水産省関東農政局へ提出した前橋市内の農地整備事業費の請求です。
県農村整備課によりますと、この事業は工事が完了せずに翌年度に繰り越しになった金額が2660万円あり、交付決定額からこれを差し引いて請求しなければなりませんでしたが、繰越額なしとして差し引かずに過大請求し、交付金を受けました。
その後ミスが発覚し、関東農政局から過大交付分2660万円を返還するよう指導がありました。
このお金は正常に処理していれば翌年度に国へ請求できましたが、ミスにより請求出来なくなり、
本来国が負担することになっていた費用を県が負担することになりました。

返還の指導があったのは去年4月でしたが、情報は課長どまりで、返還の事務処理は行われていませんでした。今月、関東農政局から返還事務について問い合わせがあり、改めて事態が発覚しました。

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