昨年度、群馬県内で障害者が就職した件数は1700件を越え、3年連続で過去最高を更新しました。
厚生労働省群馬労働局によりますと、昨年度県内で障害者が就職した件数は1774件で、統計をとり始めた1970年以降最も多くなりました。産業別では、医療福祉が最も多く638件で全体の4割近くを占め、次いで製造業が292件、卸売業、小売業が192件となっています。群馬労働局は障害者の就職増加の要因として、障害に対する知見が広まったことや、来年7月に法定雇用率が上がるため、企業側が多く求人を出していることなどを挙げています。
一方で、昨年度解雇された障害者の数は40人で、前の年度の倍以上にのぼり、雇用の継続が課題となっています。群馬労働局は、障害に対する理解を深めてもらうため、企業向けの講座を増やしていきたいとしています。