
前橋工業高校は21日、県内のものづくり携わる企業などを招いて安全教育を実施し、1年生およそ230人が講演や体験学習を通じて労働災害の恐ろしさと防止のための知識を学びました。
安全教育は実習授業におけるケガの防止や安心安全な私生活を送ることを目指し、4年前から行っています。はじめに前橋労働基準監督署の芳賀裕署長が、過去の労災事例と原因などについて講演を行い、続いて県内の企業6社による体験学習を行いました。電気機器、重機、高所作業車の安全な取り扱い方説明や、VRを使った危険回避シミュレーター体験などが行われ、講師を務めた東日本電気エンジニアリング高崎支社の桐崎茂樹総務課副課長は「色々なところにリスクがある。ルールを守り、危ないと思ったら声を上げることが重要」と説明しました。
前橋工業高校の上原清司校長は「ものづくりにとって安全は最優先に考えるべきこと。安心安全に高い意識を持って取り組んでほしい」と話しました。



