群馬県は16日、中期財政見通しを発表し、少子高齢化による社会保障関係経費の増加などで大幅な財源不足が続き、積立基金の残高が2028年度に枯渇、一方、この年度から県債残高は増加に転じると推計しました。去年発表した推計でも2028年の基金枯渇を見通していましたが、県債残高の増加の見通しは今回からで厳しさがましました。
そうした中、山本一太知事は来年度(26年)当初予算編成の基本方針について、事業見直しや民間活用、デジタル化による業務効率化などを進め、直面する課題対応や未来への投資、県民幸福度向上への取り組みに財源を集中する方針を示しました。11月11日までに各部局が予算要求書を提出し、来年2月中旬までに知事査定などを経て予算案が決まる見通しです。