中小企業などの賃金引き上げ支援のため群馬県は「賃上げ促進支援金」を16日から拡充しました。
これまで県内の中小企業などが5%以上の賃上げをした場合、従業員1人あたり5万円、1事業所に最大20人分100万円まで支援していましたが、これを最大40人分200万円まで申請可能としました。あわせて上限まで複数回の申請を認めるほか、賃上げ対象期間や申請期間を延長するなど条件を緩和しました。
また新たな特例として小規模事業者が3%以上の賃上げをした場合、1人あたり3万円、1事業所に最大20人分を支援します。県は拡充理由について、小規模事業者に5%の申請要件は高すぎるという意見があったことや、来年3月の最低賃金引き上げを待たず賃金を上げてもらうためとしています。
県の特設サイトで来年1月末まで申請を受け付け、財源は国の交付金を活用します。予算上限に達した時点で終了します。また太田市、館林市、渋川市、玉村町、大泉町では、県の支援金と連携して上乗せの支援を行っています。