山本一太知事は10日、群馬県一般会計9月補正予算案を発表しました。補正予算額はおよそ73億1千万円です。これまでの予算とあわせた補正後の予算額は8169億8千万円で、昨年度の同じ時期に比べ3.4パーセントの増加になります。
補正予算案にはアメリカの関税対策や物価高騰対策などを盛り込み、山本知事は「国の補正予算の状況が見えない中で、喫緊の課題、緊急性の高い事業に予算計上をした」と説明しました。
アメリカの関税対策では、新たな取引先の開拓に取り組む企業が展示会に出展する際の補助金として3千万円を計上するなどしました。また一般会計とは別に、企業への制度融資のための特別会計に22億7千万円を計上して、融資枠を500億円から800億円に拡大します。
一方、物価高騰対策では、価格転嫁が難しい私立の保育所や認定こども園などへの支援金に2億9千万円を計上するなどしました。9月補正予算案は、8日開会の県議会第3回定例会に提案されます。



