群馬県北部で記録的な大雨、沼田市付近で約110ミリ 鉄道運転見合わせや停電

群馬県北部は10日午後、大雨に見舞われました。

気象庁は、レーダーによる解析の結果、10日午後5時までの1時間に沼田市付近でおよそ110ミリ、みなかみ町南部付近でおよそ100ミリ、川場村付近で午後5時10分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられると発表しました。記録的短時間大雨情報を発表し、安全確保を呼びかけました。群馬県と前橋地方気象台は、沼田市、高山村、片品村、川場村、昭和町、みなかみ町に県土砂災害警戒情報を出しました。

また、この雨の影響で、JR上越線と吾妻線が運転を見合わせました。JR東日本高崎支社によりますと、上越線は午後4時半頃から渋川駅と水上駅の間で上下線の運転を見合わせています。午後8時半現在、運転再開の目処は立っていません。吾妻線は午後5時前から渋川駅と中之条駅の間で上下線の運転を見合わせ、午後8時17分頃に運転を再開しました。

一方、停電も発生しました。東京電力パワーグリッドによりますと、午後6時半時点で、東吾妻町でおよそ870軒が停電したのをはじめ、渋川市や川場村、中之条町、沼田市でも停電が発生して、あわせておよそ1830軒が停電しました。県内の停電は午後9時頃までに復旧しました。

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