桐生市内の養豚場で2日豚熱の感染が確認され、県は豚およそ5900頭を殺処分します。群馬県内の養豚場での豚熱確認は今年5月に続いて14例目です。
県農政課によりますと今月1日午後、市内の養豚場から豚熱を疑う症状を確認した通報があり、県の検査で豚熱感染が疑われ、2日夜、国の確定検査で感染が確認されました。この養豚場では豚およそ5900頭を飼育しており、県は殺処分や埋却、農場や付近の消毒など防疫措置を行います。
殺処分は今月10日までに終わる見通しで、全ての防疫措置が完了するのは今月15日の見込みです。県内の養豚場ではワクチン接種を行っているため移動制限や搬出制限は行われません。
県では豚熱は人に感染せず、感染した豚肉は市場に出回らないことへの理解を呼びかけています。山本一太知事は「発生予防緊急対策に取り組んできたが、非常に残念。感染が拡大しないよう全力で防疫作業を進めたい」などとコメントしています。