仕事を求める人1人に対して企業から何人の求人があるかを示す群馬県の8月の有効求人倍率は1.23倍で、前の月を0.04ポイント下回り、5ヶ月連続で低下しました。コロナ禍だった2021年5月以来、4年3ヶ月ぶりの低い水準です。
厚生労働省群馬労働局によりますと、卸売業、小売業で前の月より求人が増えた一方で、医療・福祉、製造業、運輸業・郵便業などで求人が減っています。物価高に伴う燃料費や材料費の高騰や、賃上げの動きなどにより求人を控える企業が増えたとみられるということです。
群馬労働局は、求人数が求職数を上回っているものの求人は緩やかに減少していて、物価上昇などが雇用に与える影響に十分注意する必要があるとしています。