柿の木伐採に奨励金 クマの民家庭先への出没防止対策 前橋市

県内外でクマによる被害が相次ぐ中、前橋市はクマが柿を食べに民家の庭先に出没するのを防ごうと、柿の木伐採の奨励金を設けました。

市によりますと、市内のクマの目撃情報は今年に入って今月6日までに31件あり、富士見町や田口町、粕川町では先月下旬ごろから民家庭先での柿の食害の情報も寄せられています。対策として、柿の実の早期収穫、回収に加え木の伐採が有効と判断しました。

奨励金の対象地域は、大胡、宮城、粕川、富士見など前橋市北部の8地域で、1世帯3万円を上限に柿の木1本の伐採につき1万円を交付します。予算は150万円で到達次第終了します。7日から受付を開始し、先着順です。

小川晶市長は記者会見で「集落にクマを寄せ付けないことで、人的被害を未然に防げる」と話し、活用を呼びかけました。

タイトルとURLをコピーしました