多文化共生などで相互に協力しようと、太田市と東京外国語大学が21日、包括連携協定を結びました。
太田市には人口のおよそ7パーセントにあたる1万6千人の外国人が暮らしていて、このうちおよそ3700人がブラジル人です。一方、東京外国語大学はおよそ20年前からブラジルの公用語ポルトガル語による劇を隣接する大泉町で開催してきました。東京外国語大学が県内の自治体と協定を結ぶのは太田市が初めてです。
締結式で春名展生学長は、「多文化共生に取り組むまちで我々も学びつつ、貢献できることを探っていきたい」と述べ、具体的な案として、子どもの教育や通訳での協力と、留学生の地方体験の場として太田市を活用することなどをあげました。太田市の穂積昌信市長は、「一緒に地域をよくする活動が出来れば」と期待を示しました。



