群馬県立4病院のインシデント・アクシデント昨年度4540件 3年連続増加

群馬県立病院で昨年度発生したインシデントやアクシデントの報告数は4病院あわせて4540件で、前年度より176件多く3年連続で増加したことが分かりました。

病院別ではがんセンターが1418件で最も多く、ついで心臓血管センター1162件、小児医療センター1139件、精神医療センター821件でした。全体の98.5%が患者への被害が無いか、影響が軽微なインシデントで、医療従事者がヒヤリまたはハッとした事例でした。

内容別では、皮膚の損傷や床ずれの発見、患者の暴力行為など「観察」に関するものが最も多く、ついで「薬」関連、「ドレーン・チューブ類の使用管理」などと続いています。

一方、医療による影響が大きいアクシデントは4病院あわせて70件で、前年度より23件増えました。死亡したケースはありませんでした。

県病院局は報告の増加理由について、積極的な報告を促したことが考えられるとして、より多く事例を把握することで再発防止につなげたいとしています。

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