群馬県が医師確保目的に「医学部地域枠」の定員拡充へ

群馬県が医師確保を目的に大学医学部の修学資金を貸与して、県内の特定病院で働くと返済を免除する「医学部地域枠」の入学定員を増やす方針を明らかにしました。県は来年度の「地域枠」を現状の27人から31人に増やす予定です。

来年4月の入学者を対象に群大医学部の枠を2人増やし25人にするほか、県外枠も新たに順天堂大が加わるなどしてこれまでより2人増え、4大学で6人の地域枠を設けます。地域枠の入学者には群大の場合月額10万円か15万円と入学金相当額、県外の私大は月額25万円が貸与されます。

卒業後、県内の特定の病院で10年間医師として診療するなど一定条件を満たすと返済が免除されます。2023年の人口10万人あたりの医師数を元にした医師偏在指標でみると、群馬県は全国37位で、医師が少ない県となっています。

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