
群馬県がこんにゃくの消費拡大を目指している中、コンビニエンスストアチェーンの株式会社ファミリーマートが20日、群馬県産のこんにゃくを使った新商品「ペペロンチーノ風こんにゃく」を来月4日から全国で販売すると発表しました。
ペペロンチーノ風こんにゃくは、5センチ程度の角切りにしたこんにゃくをかつお昆布だしやみりん、ペペロンチーノオイルで味付けをしたガーリックの風味がきいた商品です。内容量はおよそ120グラム、30キロカロリーでヘルシーさをアピールします。価格は258円で、一部地域を除く全国の店舗で販売します。こんにゃくの消費拡大に向けて、ファミリーマートが全国農業協同組合連合会や県と連携し、商品の開発を行いました。
来月の販売に先立ち、ファミリーマート北日本地域の松平佳樹代表(写真左から2番目)らが20日、県庁を訪れ、新商品のお披露目と試食会を行いました。松平代表は「群馬県産こんにゃくの品質の高さを広く知っていただける機会になる」と話しました。これに対し、県農政部の岸篤志部長(写真左から3番目)は「農家のやる気、意欲、励みにつながる」と感謝の意を述べました。こんにゃくの消費が減り、価格が低迷していることを受けて、県は売り込みを図ろうと関係各所と連携し消費拡大に取り組んでいます。
20日の試食会に訪れた、渋川市でこんにゃく農家を営む岩崎雅信さん(写真左端)は「しらたきを売り込むなど、我々としてもできることをやっている。こんにゃくの消費が増えることを祈っている」と期待を示しました。



