
前橋市提供
前橋市内で初めてとなる円形の環状交差点=ラウンドアバウトが下長磯町に整備され、25日午後、供用を開始しました。
ラウンドアバウトは、信号機がない環状の交差点です。車はすべて左折で交差点に入り、時計回りに走行して目的の出口で左折して交差点を出ます。信号による待ち時間がなく交通の流れがスムーズになることや、出会い頭による重大な事故の発生リスクを抑える効果が期待されます。群馬県内では安中市内の交差点に次いでこれが2例目です。
前橋市によりますと、この場所にはもともと市道のY字路とT字路の2つの交差点が近接してありましたが、通りづらく危険であったため道路の改良工事にあわせてラウンドアバウトを整備しました。ラウンドアバウトにすることで、2つの交差点は1つに統合されました。市は安全性が上がると期待しています。
一方で、県内では数少ない交差点の形であることから、供用開始前には地元向けに通行方法の説明会を開き、付近の小中学校にも周知を行いました。