4日午前11時45分ごろ、みなかみ町のJR上越線で試運転中のSL車両が脱線しました。乗務員9人に怪我はありませんでした。
JR東日本高崎支社によりますと、脱線現場はみなかみ町下牧の後閑駅と上牧駅の間の下り線で、SL D51の炭水車が脱線しました。炭水車はSLの燃料や水を積んだ車両です。このSLは今年7月に車輪が動かなくなる不具合があり、修理をして8月から試運転を行っていました。4日は客車5両を牽引して走行していました。
国土交通省は鉄道事故と認定し、運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人を指名しました。列車は現場にとどまっていて、JR上越線は沼田駅と水上駅の間で運休しています。5日も運転再開の目処は立っていません。