群馬県教育委員会は23日、生徒から集金した金を横領した高校講師と、生徒に性暴力を行った高校教諭をそれぞれ懲戒免職にするなど、4件の懲戒処分を行ったと発表しました。
横領で処分を受けたのは、県立館林商工高校の男性講師(33)です。県教委によりますと、講師は今年3月、国家資格の検定料として生徒12人から集めた現金およそ11万1千円を着服し、生活費に充てていました。これまでに横領の疑いで逮捕、起訴されています。
一方、生徒への性暴力で処分を受けたのは、中毛地域の県立高校に勤務する50代の男性教諭です。県教委によりますと、男性教諭は去年10月から今年1月にかけて、勤務する学校で顧問をつとめる部活動の女子生徒に、抱きしめたり卑猥な発言をするなどの性暴力を行いました。県教委は被害者保護のため男性教諭の氏名を明らかにしていません。
この他、スーパーマーケットで万引きをしたとして東毛地域の公立小学校の女性教諭(62)を1ヶ月の停職処分に、教師の性暴力事案への適切な対応を取れなかったとして東毛地域の公立中学校の男性校長(59)を戒告処分にしました。