今年上半期に群馬県警が受理した110番通報件数はおよそ6万8千件で、統計を取り始めた1996年以降過去最多だったことがわかりました。
県警のまとめによりますと、今年1月から6月までに受理した110番通報は6万8千258件で、前の年の同じ時期に比べておよそ2000件増加しました。内訳は「交通関係」がおよそ2万5千件で最も多く、次いで不審者の目撃情報などの「各種情報」がおよそ1万6千件、緊急の対応を必要としない不急通報が9千453件でした。
受理件数が増えたことについて県警通信指令課は、「闇バイト問題が話題になってから、防犯意識が高まり、不審者や不審車両についての通報が増えたこと」が要因のひとつとしています。一方「ものをなくした」や、「間違い電話が鳴り止まない」といった緊急の対応を必要としない不急通報は全体のおよそ14パーセントにおよび、群馬県警は、緊急ではない相談は警察相談専用窓口「♯9110」にかけてほしいと呼びかけています。