架空の工事費を取引先に請求させ会社に損害を与えた疑い 会社役員の男ら逮捕

不当な利益を得る目的で架空の工事費を取引先に請求させ、自分の経営していた会社に損害を与えたとして、高崎市の会社役員の夫婦が3日、警察に逮捕されました。

会社法違反=特別背任の疑いで逮捕されたのは、いずれも会社役員で高崎市貝沢町の男(46)とその妻(24)です。安中警察署によりますと、男は妻と共謀して去年7月、当時代表取締役社長を務めていた安中市の運送会社で、取引先の会社に指示して足場の解体など架空の工事名目で費用を請求させ、会社に208万円の損害を与えた疑いがもたれています。警察は、容疑者らが取引先の会社から不当な利益を受け取っていたとみて捜査しています。

警察の調べに対し容疑者らは、「架空取引ではないと思う」などと容疑を否認しているということです。今年2月に関係者から「架空発注が判明した」などと警察に相談があり発覚しました。

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