2025年上半期の県内企業倒産 過去10年で2番目の多さ

2025年上半期に倒産した県内の企業は62件で、過去10年間の上半期で2番目に多かったことが分かりました。

民間の信用調査会社 帝国データバンクによりますと、県内の2025年上半期の倒産件数は62件で、過去10年間の上半期としては最多だった去年の65件に次いで2番目に多くなりました。倒産の内訳は破産が56件、特別精算が6件で、特別精算は上半期で過去最多となっています。特別精算は年間の最多が2012年の8件で、通年で過去最多になる可能生が高くなっています。特別精算は会社の清算で事業を他社に引き継ぐ際に用いられることが多いということです。負債総額は129億6900万円で、3年連続で前の年の同じ時期を上回っています。2025年3月に伊勢崎市で負債額50億円以上の倒産が発生し、負債総額を押し上げたとみられます。帝国データバンクによりますと、コロナ禍で受けた融資や補助金の返済を抱えるなかで、人手不足や物価高が倒産件数の増加につながっているということです。

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