太田市、伊勢崎市など群馬県南部で1時間に100ミリ超の猛烈な雨

群馬県南部の広い範囲で10日午後、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。この影響で鉄道の運休や道路の冠水、倒木などが発生しています。

10日午後4時半までの1時間に、太田市と伊勢崎市で110ミリ、桐生市で100ミリの猛烈な雨が降ったとみられるほか、午後5時までの1時間に館林市で100ミリ、午後5時10分までの1時間に邑楽町で120ミリ、千代田町で110ミリ、午後5時20分までの1時間に明和町で100ミリ、午後5時半までの1時間に大泉町で120ミリ。また午後6時半までの1時間に神流町で100ミリの雨が降ったとみられます。

群馬県危機管理課によりますとこれまでにけが人の情報がないということですが、東毛地域を中心に道路のアンダーパスが冠水して車が取り残されたり、床下浸水や倒木などの情報があるということです。

伊勢崎市と太田市の数カ所で道路が冠水しているほか、桐生市では県道66号線上で倒木が確認されていて、伊勢崎警察署や桐生市役所などが注意を呼びかけています。

JR吾妻線や八高線は大雨の影響で一部区間で運転を見合わせ、両毛線でも大雨の影響で上下線の一部で列車に遅れが出ています。

記録的短時間大雨情報は、1時間に100ミリ前後の数年に1度しか発生しないような猛烈な雨が降った場合に気象庁が発表しています。今後の気象情報や市町村の避難情報などにご注意ください。

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