群馬県内で特殊詐欺の被害が相次いでいます。前橋市では70歳の男性が、SNSで知り合った女に電子マネー700万円あまりをだまし取られ、警察に被害を届け出ました。警察によりますと、男性はSNSを通じて知り合った医師を名乗る女から、「仕事でウクライナに来ている。定期的に連絡がとれるように携帯電話を更新しWI-FIに加入できるようにしたい」などと頼まれ、5月19日までに75回にわたりコンビニエンスストアで電子マネーあわせて711万円あまりを購入して、女にコード番号を教え、利用権をだまし取られました。
太田市では57歳の女性が警視庁の警官を名乗る男からの電話で現金400万円あまりを騙し取られ、被害を届け出ました。警察によりますと、今年1月から2月までに、女性の家に警視庁の警官や検察官を名乗る男から「携帯の不正契約がある。関係ないことを証明する必要がある。投資信託を調べる必要があるので解約してほしい」などと電話がありました。女性は指定に従って、引き出した現金437万円を太田市内の路上に置き、だまし取られました。返金がないことで詐欺だと気づき、警察に相談しました。