群馬県の文化財保護審議会は1日、みなかみ町の月夜野神社本殿と中之条町の大國魂神社本殿を県指定重要文化財に指定するよう知事に答申しました。
県文化財保護課によりますとみなかみ町の月夜野神社本殿は1792年の建築で、軒裏に彫刻を施す社殿建築として年代が明確なものでは県内最古とされています。また中之条町の大國魂神社本殿は1851年の建築で、素木造で軒裏を彫刻版とし、建物全体が精緻な彫刻で埋め尽くされています。
どちらの神社も群馬県での神社本殿建築の装飾化の傾向がうかがえるということです。今回答申された文化財が指定されると県指定の重要有形文化財は221件となります。