有害鳥獣捕獲のシカをジビエ出荷 安中市が取り組みスタート

有害鳥獣として捕獲したニホンジカをジビエ=野生鳥獣肉として出荷する取り組みが安中市で始まりました。

捕獲したシカを高崎市内の食肉加工会社に搬入し、放射性物質検査を経て出荷します。群馬県によりますと、県内では既に高崎市、みどり市、桐生市がジビエの利活用に取り組んでいて、安中市が4市目です。

安中市によりますと、4月9日に捕獲したシカ1頭を初めて食肉加工会社に搬入し、16日に出荷されました。初出荷分は市が購入し、試食などに使いました。今後、利用方法を検討していきます。

安中市では、24年度に290頭のシカを有害鳥獣として捕獲しましたが、これまでは埋設するなどして廃棄していました。今後はジビエとして利活用することで農山村の所得に変え、有害鳥獣をマイナスの存在からプラスの存在に変えたいとしています。

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