ゴールデンウィーク中に群馬県内の山で遭難した人は16人にのぼり、過去5年で最も多かったことが群馬県警察本部のまとめでわかりました。
それによりますと、4月26日から5月6日までの11日間に県内の山で遭難した人は16人で、去年のゴールデンウィークに比べて11人増加しました。遭難者16人のうち4人が死亡し、5人が負傷しました。死者、負傷者も過去5年間で最多でした。
群馬県警地域課によりますと、今年は例年に比べて雪が残っている山が多く、谷川岳や尾瀬などで、雪で足を滑らせる遭難が相次ぎました。山岳捜索救助隊の関大輔隊長は、「自身の体力や経験をもとに無理のない登山計画をして、引き返す勇気も持ってもらいたい」と話し、登山届けの提出や装備の徹底を呼びかけています。