仕事を求める人1人に対して、企業から何人の求人があるかを示す6月の有効求人倍率が発表され、群馬県は1.28倍で前の月を0.02ポイント下回り、3ヶ月連続で低下しました。1.28倍は、2021年6月以来4年ぶりの低い水準です。
厚生労働省群馬労働局によりますと、運輸業・郵便業、サービス業などで求人が増えた一方、卸売・小売業、製造業、宿泊・飲食サービスなどで求人が減っています。また大口事業所の規模縮小などによる離職者の増加で、求職者が増えたとみられるということです。
群馬労働局は、求人の数が求職者数を上回っているものの、雇用情勢の持ち直しの動きにやや弱さが見られるとして、米国関税や物価上昇などが求人数の減少に与える影響を注視するとしています。