生活保護の支給業務放置などの不祥事発覚 県職員男性に懲戒処分

生活保護の支給業務を放置したり副業をしたなどとして、群馬県は25日、男性職員あわせて2人を懲戒処分したと発表しました。

県人事課によりますと、県内の保健福祉事務所に勤務する男性職員(52)は、去年5月から今年6月までに、夫婦1組に対して支払われるべき生活保護費およそ70万円を未支給のまま放置していました。また、他にも受給世帯の状況確認を怠り、10世帯に対し、本来の支給額よりあわせておよそ70万円多く支給したとして、減給10分の1、2か月の処分を受けました。また当時の上司4人を厳重注意処分としました。男性職員は「事務処理を先延ばしにして報告しづらくなり放置してしまった」と話しているということです。

一方、生活こども部の男性職員(26)は去年1月から今年5月まで、自分で作ったネットショップや期間限定の店舗などで、不要になった衣服あわせて56点を販売したとして戒告処分を受けました。

県では再発防止のため指導を徹底するとしています。

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