本物の浮世絵に触りながら鑑賞を楽しむことができる展示会「江戸時代の本物にさわって見られる浮世絵の展示会」が県内の複数の大学祭で行われます。
展示会を主催するのは、高崎市の行政書士 林田知子さん(76)で、自身の所有する浮世絵や木版刷りの本などあわせておよそ150点を展示します。今月26日に開催される県立県民健康科学大学の「桃の木祭」と、来月1日から3日に開催される高崎経済大学の「三扇祭」、来月8日から9日に開催される群馬大学の「荒牧祭」で、教室1部屋を貸し切り展示会を行います。実際に浮世絵に触ることで、光の当たり方によって模様が見える「正面刷り」や、作品裏面の「ばれん」で刷った跡などを確認できるということです。
林田さんは「実際に触れる展示会は非常に珍しい。ガラス越しではわからない本物の感触をぜひ感じてほしい」と話しました。