生徒の自殺防止のための研修動画を県教育委員会が制作 教職員が視聴へ

自殺の危険性がある生徒への対応スキルの向上を目指すため、県教育委員会は教職員向けの研修動画を制作しました。県内すべての公立高等学校や特別支援学校などに対し、20日に動画を限定公開する通知を行い、全ての教職員が必ず視聴するよう呼びかけました。

2019年に発生した県立高等学校生徒死亡事案をうけて、生徒への対応改善とスキル向上のため、研修動画を視聴してもらうことで再発防止を図ります。今回制作した動画は、生徒対応に関する姿勢や技法を学ぶ「TALKの原則編」と、保護者対応に関する姿勢や技法を学ぶ「保護者対応編」の2種類です。動画制作は精神科医や臨床心理士、精神保健福祉士なども携わり、専門分野の助言を受けて進められました。県教育委員会の平田郁美教育長は「子どもの変化に気づいたあと、どう対処するのが正解かを動画視聴を通して学んでほしい」としています。

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