利根沼田保健所管内の保育施設で、腸管出血性大腸菌O103の感染症が集団発生し、これまでに園児14人の感染が確認されました。
群馬県感染症危機管理室によりますと、22日に既に判明していた患者の接触者だった園児1人の感染が確認され、関連する園児らを検査した結果、28日までに36人中13人の感染が確認されました。
感染が確認されたのは、1歳児クラス11人、2歳児クラス3人のあわせて14人です。腹痛や下痢などの症状があるものの、入院などの重症者は出ていません。
県は、園内で感染が広がったとみて、園内の消毒やプールの中止などの感染拡大防止対策を指導しました。
この感染症は、腸管出血性大腸菌が口から体の中に入ることでおこる胃腸の病気で、県は予防方法として、食事の前や排便・おむつ替えの後は手・指を石けんと流水でよく洗うよう呼びかけています。