近年の暑さに対応するため、草津町はこの夏中学校に水道水を利用した冷房を導入しました。
これは、水温10度前後の水道水をファンコンベクターという機械に通すと、空気の温度が下がり、この空気を教室に送る仕組みです。CO2を排出せず、温暖化対策や省エネにつながります。
高原の町草津は、夏でも涼しいことからこれまで中学校にエアコンを設置していませんでしたが、近年の気候変動で室温が上がり、熱中症のリスクが指摘されるようになったことから、余っている水道水を活用して冷房を行うことにしました。
町教育委員会によりますと、6月20日草津中学校に導入し、室温が3度程度下がったことで生徒らは「涼しくなった」と話しているということです。草津町教育委員会は、この取り組みを「自然エネルギーを活用した持続可能な学校環境づくり」としていて、今後小学校や他の施設への設置を検討しています。草津町では、冬は温泉の熱を利用した暖房を行っています。