県営発電所の工事で計画にミス 工事中止、業者に損害賠償

群馬県企業局が発注した県営発電所の上屋設置工事で計画にミスがあり、工事を中止して工事の請負契約を解除したことがわかりました。建設会社に損害賠償500万円を支払う議案を22日開会した県議会定例会に上程しました。

上屋の設置が計画されていたのは、前橋市上小出町にある小出発電所です。県企業局によりますと、放水庭ゲートの上屋設置工事を前橋市内の建設会社におよそ2900万円で発注して去年10月から工期に入りましたが、前橋市と行った建築確認の事前協議で増築可能な面積を超えていることがわかったということです。
発電所の所在地は都市計画法に基づき増築に制限がかかっています。今回計画した建屋の床面積は制限内ですが、1997年にも増築を行っていて、これをあわせると増築可能な面積を超えます。過去の増築工事の確認不足が原因で、県企業局は過去の工事履歴の確認を徹底して再発防止に取り組むとしています。

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