鉄鋼、自動車で景況感が悪化 日銀前橋支店短観

日銀前橋支店は1日、群馬県の6月の短観=企業短期経済観測調査の結果を発表し、企業の景況感を示す指数=業況判断DIは前回3月の調査から4ポイント悪化して8となりました。
業況判断DIは、業況が良いとする企業の割合から、悪いとする企業の割合を差し引いたもので、プラスは業況が良い企業の割合が多いことを示します。

産業別の業況判断DIでは、製造業は鉄鋼や自動車、電気機械で景況感が悪化してマイナス3となりました。前回からマイナス幅が2ポイント広がりました。鉄鋼はマイナス43、自動車はマイナス25です。
一方、非製造業の業況判断DIは20で高水準であるものの、前回から7ポイント悪化しました。
日銀前橋支店によりますと、製造業ではアメリカのトランプ関税の影響を、また非製造業では人件費や原材料などのコスト高の影響を指摘する声があったということです。

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